普通の人は、文書作成にはWordを使うと思う。
使っている人は、どうしてもWordに不満を感じると思う。
使い勝手の良さは年々マシになってきているが、何よりもメモリ不足が原因となることが多い、謎の不正終了である。
私は卒論・修論でWordを使っていたが、どうにもこうにもバグが多くて、せっかく途中まで書いた文章が電子の藻屑になる、ということもしばしば。
メモリ使用量の多さ、バグの多さにはさんざん泣かされた。
で、ここ数年LaTeXの使用に励んでいる。
これは基本的にテキストエディタ(メモ帳や秀丸といったエディタソフト)で文章を書いて、それをプリントアウトするときに「美しくなるように」独自の版組をしてくれるというソフト。
このソフトの作者は数学者で、自分の書いた美しい数式が美しく表示されないのに腹を立ててソフトを作って書き直したというキワモノ。
でも、こだわりのある人だけ会って、こだわりのある素晴らしいソフトになった。
タダで手にはいるので、興味がある人はどうぞ。
入門ガイドのような者を読むのが一番だが。
くわしくはこちらをどうぞ。
日本語TeX情報
で、このところこのTeXを使って文章を書いていた。
それぞれ「レポート」スタイルで書いていたのだが、ふと思い立って「製本」スタイルで版組をしてみた。
すごいなぁ、TeX。
自動的に目次を作ってくれるし、章番号を振り分けてくれるし、偶数ページ・奇数ページごとに左右のマージンが違う、製本すると美しくなるスタイルにしてくれるのである。
美しい!ってことは言葉でいくら言っても伝わらないと思うので、あくまでも自分の心の中でやたら満足した、というだけなのだが、そういうのをかくのが日記というものである。