回帰分析なんて,多変量解析の入り口さ。そう思っていた時期が僕にもありました。最近いろいろ見直してます。考え直してます。
この本は基礎から発展まで丁寧に書いているので,勉強になります。
特に
1.付録で式の展開を丁寧に証明するところ
2.分析できるRのコードを記載,データもWebで公開されていること
がよく,個人的に気に入ったのは,
3.付録の「ひとやすみ」に書いてある統計エッセイが面白い
というところです。
この本は基礎から発展まで丁寧に書いているので,勉強になります。
特に
1.付録で式の展開を丁寧に証明するところ
2.分析できるRのコードを記載,データもWebで公開されていること
がよく,個人的に気に入ったのは,
3.付録の「ひとやすみ」に書いてある統計エッセイが面白い
というところです。
読み応えがあったのは6章7節「適用上の注意」で回帰分析の特徴を多角的に表現しているところ,7章以降の発展的なモデル(ロジスティック回帰,ポアソン回帰,階層的回帰分析)に言及してあるところかな。
5章が行列に依る解説になっていて,確かに敷居が高く感じられるかもしれないけど,4章までで十分に勉強になるんです。学部生は4章まで,5章以降は大学院生にも,という感じかなぁ。
強いて欠点をあげるとするならば,
1.分析のデータもRの豊富なサンプルデータを使えばよかったのに,
2.Rのコードがべた書きしてあるが,適当なパッケージを使えばもっと簡単に表記できたのではないか,
3.HLMのパッケージはlme4のほうがググったときに出てきやすい,
というところです。
ね,欠点がマニアックすぎて欠点になってない良書でしょうw