グループダイナミックス学会大会@昭和女子大学,に参加。
朝からタクシーで空港へ。新しい道ができていたので,これまでなら一時間かかった道のりが40分で行けるようになった。
飛行機の中ではサービスに気づきもせずにぐっすりと眠り,目が覚めたら羽田についていた。羽田空港でバスに乗って到着ゲートまで送られたのは初めてだった。
電車を乗り継いで学会へ。11時から始まる後輩Sの発表に間にあうか,と思ったが,最寄り駅から道に迷って失敗。曲がるべきでないところで,学校らしい建物が見えたので曲がったら,住宅街に突っ込んで大変だった。壁沿いを歩きながら,この壁の向こうがゴールなのだけど,と思いつつ,女子大の壁をよじ登って入ったら変態だよな,と思い直す。
総会でお弁当を食べ,その後学会企画のシンポジウムへ。「態度・行動変容と集団」というタイトルだったので期待して行ったら,中身は説得の話。集団の要素が特になく,みんなでみんなを説得しましたよ,という話でがっかり。グループダイナミックス学会が,グループダイナミックスを論じないんだから。
その後のセッションは後輩Oのところに行って,「等高線マッピングという名称はやめようよ」のひと言だけ伝えるつもりが,なんだか居残ってしまって,となりのIさんの発表とも合わせて盛り上がったりしながら,結局セッション終わりまで。
夜は殆どみんな懇親会に行ったようだけど,俺は後輩Oと二人でのんびりビアレストランに。外国のビールが100種類以上つねにおいてあるという。ビールも色々だねぇ。あたりも外れもねぇ。
円高な昨今ではあるが,残念ながら差益還元はなく,一本(500ml)が1500円ぐらいする。まぁたっぷり飲んでたっぷり楽しかったからいいけどね。
その後,東京で就職した元教え子のWが合流。
彼の案内で,渋谷の怪しげなホテル街を抜けて,ちょっと落ち着いたお店へ。
ここは大当たり。お料理が全部美味しいし,お酒もそば焼酎をそば茶で割った「そばっちゃ」なるものがあって,そば焼酎大好きっ子の俺としてはたまらず何杯もいただきましたよ。それでも五人で15000円行かなかったんだから,すごい。場所は覚えてないけど,今度検索かけて行けるようにしておこう。
食後は0時半ぐらいになったけど,電車がまだ動いているのがさすが大都会。
ちなみに今回,会場は三軒茶屋。多くの人は渋谷に宿をとっている。俺は五反田にとった。
五反田にした理由は,飲んで寝るだけだろうから安くていいと思ったこと,山手線だから移動に問題ないだろうと思ったこと等。じゃらんで検索したら,「渋谷,五反田」がひとつのカテゴリになってるしね。
ということで,他意はなかったのだけど,人に言わせると五反田は風俗の街らしい。Wいわく,「五反田に住んでいます」というだけで飲み会のつかみになるぐらい,はっきりとエロい街らしい。
個人的には,駅を降りて徒歩30秒の宿に飛び込むだけなのでそういう印象はないんだけど。ともかく,外から見ていたらわからないことって,あるよなぁ。と思ったような次第。
これは研究においてもそうで,統計調査の結果をどんどん具体化していこうとしたら,その土地その土地の個別事例が大きな説明率を持つし,本当にコアな問題は外から見ていたらわからない。まさに,後輩OやIさんの発表の話ですよ。
二日目はつけ麺屋からスタート。ここであってるのか・・・?という路地を入ってみたら,隠れ家のようなお店。優しいお味で美味しかったです。
その後学会会場に戻り,自分の発表。そこそこ関係者が聞きに来てくれました。ほとんど同じようなテーマで,同じところから資金援助を受けている1と知り合いになりました。収穫収穫。
学会印象記として。
参加者,発表数などがずいぶん少ないんだな,とは思った。東京だからアクセスの問題はないとして,時期の問題か,学会特有の問題か。
学会運営組織としては困るのだろうけど,個人的にはこれぐらいの人数,これぐらいの規模の学会はちょうどいいと思う。
参加者の顔,全体像がよく見えるし,発表セッションもぶつかることが少なく,ざっと見て回れる。
社会心理学会は大きいので,全体像が見えないし,4つ以上セッションが並行して走るから,どうしても見たいものがかぶさったりシて困る。
日本心理学会ぐらい大きくなると,最初からそのへんは諦められるし,分野が大きく異なるからな。同じ分野の中で困ることは少ないし。
ま,程良く小さくなって,個人的には好印象,というところです。