県立美術館でちょっと興味のある出し物をやっていたので,見に行きたいなぁと思っていた。
一人で行くのも野暮だが,子供達を連れて行ってじっくり鑑賞できないのも辛いよね,と思っていたら,妻が「無料託児やってるよ」という情報を持ってきてくれたので,渡りに船とばかりにエントリー。
10時〜13時の間に託児をしてくれていて,0歳,3歳,6歳の三人ともみててくれた。長女(6)は勉強のためにつれてっても良いかなと思ったんだけど・・・。
さて,中身。写実的な絵を描いていて,だんだん抽象画をはじめるという時系列的な展示になっている。
たしかに最初の頃の絵は大変写実的で,外界を丁寧に捉えている。徐々に心の中,印象やイメージに入っていくという流れも何となくわかる。
CMでさんざん「わからんなぁ・・・でも美しい」みたいなことをいっていたけど,そこまでわからん感じでもなかったのが,逆に残念である。これは,僕のからだが昔より大人に(ry
時代背景の解説なんかも色々あって,「どうやって生計を立てていたのかなぁ,やっぱパトロンやろなぁ」とか「パートナーの女性も絵を描くことが多いようで,やはりある程度の富裕層の遊びなのかなぁ。女性差別とかなかったんかなぁ」とか,「美術業界の出展→拒否→脱退,独立みたいな政治紛争も勉強したら面白いのかもなぁ」と,周辺的なこと=知識として理解できるところに思考が流れる。ま,思考だからね。
その後,付設の喫茶店でお茶を飲む。夫婦二人でデートできるなんて,久しぶりだなぁ。
あんまり時間はなかったけど,また次のチャンスを探すとしよう。
子供達と合流すると,案の定?0歳は寝ているし,子供達は遊ぶのが楽しくてまだ帰りたくないという。おそらくはボランティアの面倒を見てくれるスタッフさん(4名ほど)も,もっとゆっくりしてこられたらよいのに,と。有り難いことだけども,「赤ちゃんはちょうど今,人見知りですね」とかいうので,おそらく泣いて手がつけられなかったんだろう(笑),ちょうど潮時かとも思う。
夫婦の時間が出来てハッピーだし,子供達も楽しそう,スタッフさんも子供が好きそうな人たちだったのできっと自己効力感にあふれることが出来ただろう。
有り難いサービスでした。
ところで,9月からの次回の催しは「防府天満宮展〜日本最初の天神様〜」だそうだ。天満宮大好きっ子だった卒業生に,教えてあげねば。