娘が,昨晩から,「明日は幼稚園に行きたくない」という。お休みしたい,と言い張る。理由もなく。
昨晩は寝たくないから,気を引くことを言い出したんだろうと思って「もーええから寝なさい」といって会話を打ち切った。
さて,金曜日は幼稚園のお給食がない日なので,預かり保育をお願いする際はお弁当を持たさなければならない。
娘は妙に早起きしたので,ほらやっぱり幼稚園行く気あるんじゃない,とお弁当の準備をすすめる。
すべてのおかずが出来て,いつものように「さぁ,自分の弁当は自分で詰めてよ」というと,ここでもう一度「行きたくない」と言い始めた。なんでだろう。
少し腰を落ち着けて話を聴くことにする。
まずは熱を測ってみた。平熱。体調がわるいわけではない。
どうして行きたくないの,というとお父さんと一緒がいい,という。うーん。週末は一緒じゃないか。
次に,幼稚園を休んで,お昼ごはんをお父さんと一緒にたべてから,預かり保育に行くという。そんなおかしな事ってありますか。
次に,幼稚園には行くけど,預りにはいかない,という案も。いやそれは困る。父は金曜日,午前中はまだ自由が効くけど,午後は仕事があるのだよ。
友達にいじめられたりしたのか,と聞くと,そうだ,いやそうではない,一緒に遊ぶ友達がいない,という。
金曜日は預かり保育にくる子どもが多いので,遊ぶ友達はむしろ多いほうだろうけど。
もっとも,最近一番の仲良しだった子が引越ししてしまったみたいで,寂しいというのはあるようだ。
三十分ほど話す。で,気になったのは,幼稚園に行って,お昼はお父さんと食べて,その後預かりに行く,と言ったりすること。お弁当がなにか問題なのか,と聞いてみた。すると,「お弁当が変だと言われた」というのだ。
ははぁ,それが問題の核心かな,と思う。
娘は,自分でお弁当を準備したがるので,好きに詰めさせるのだが,たしかにデザインセンスはおかしいのであるw
隙間という隙間にウィンナー(好物)をねじ込んだり,キャベツの上におかずを載せてキャベツで蓋をしたり。
・・・それでいいの?と聞くといいの!と言われるからそのままにしておいたけど。
ので,「よし,今日の弁当はお父さんがつくってやる。もしそれでおかしいといわれたら,そいつの名前を教えろ,仕返しに行く」といって準備を始める。別に本当に行ったりしませんよ,念のため。ただ,子どもには,親が味方であることを盲信しておいてほしいのだ。詰めながら,お前のデザインは優れている,お前は料理がうまい,心配することはない,周りの見る目がないだけだ,等々自尊心を植えつけ続け,お弁当作成。途中で娘も気分が乗ってきたのか,隙間に沢庵をねじ込み始めた(・・・まぁ許可する)。
で,やっとこさ遅い食事をとって,出かけてくれました。
本当は一緒にいてやろうかとか,仕事を休みにしようかとかも思ったけど,娘は娘でお父さんは仕事がある,そしてそれは大事,という認識はある。ひとりでおうちで待っているのは寂しいし,無理だということも分かっている。子供のことなので行ったら楽しかった,ということもあるし,論理的かつ非論理的に説得するというのは難しいものだ。
送って行って,本当は職場に直行すべきなのだが,帰宅して洗い物,選択,風呂掃除などを済ませる。
いつもならできることが出来なかったので。
やれやれです。