ちだうちだう

妻が入院中のため、子ども二人と一緒に寝ることに。

そろそろ寝るか、という段になって、息子が「・・・ちだう(=違う)」といいながら、ふすまを開けて外に行こうとする。どうしたの、寝るよ、といいながら引き戻す。

不思議そうな顔をしている。
どうやら、母親を捜しに行こうとしたようだ。寝るときはおかーさんが要るんですけど?という感じ。
息子の変なクセで、寝るときは妻の顎のラインをなでなでしながら落ち着き、眠りに落ちるのだが、父のそれは「ちだう」らしい。そりゃそうだ(笑)

母がいないことに泣き出した息子も、泣き疲れたような感じで一旦は眠りに落ちた。やれやれ、と思ってこちらも寝る・・・

が、夜中に二回、朝方に一回、「ちだう!ちだう!」とぐずる。その度に、目を閉じたまま顎のラインを探し、父のそれに触れ、「ちだう・・・!」となる。
朝は、いよいよ眠気<「ちだう」感となり、目が覚めた。キョロキョロと母親を捜しているようである。

あー、やっぱりなー、これ続くかな、困ったなー。

と思っていたが、目が覚めたあとは、いつも通り遊んでいる。寂しそうでもない。あれ、意外といけるンか。

父は明日変える予定をしているのですが、父も母もいない状況で彼は安眠できるのか。ま、コレを契機に孤独に耐えられる強いハートを作ってもらうか。