たまには日常生活のことではなく,考えていることを書いてみる。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の秋本治は,スパイギャグマンガ「Mr.Clice」というのを描いていて,たしかそのなかでの話だったと思うけど,人物を特定するのに「男のように見えて男」という表現を使っていた気がする。攻殻機動隊だったかな?
とまれ,最近テレビで様々なタイプの”組合員”がいるので勉強になるなぁと思う。特に,ミッツ・マングローブさんの女装家という肩書きはオモシロイと思った。男性が女装していて,かつ同性が好きなのだ(よね?)。
外見(2),心理(2),志向(2)で,組み合わせは8通りである。
外見;男 心は;男 好きなのは;異性
外見;男 心は;男 好きなのは;同性
外見;男 心は;女 好きなのは;異性
外見;男 心は;女 好きなのは;同性
外見;女 心は;男 好きなのは;異性
外見;女 心は;男 好きなのは;同性
外見;女 心は;女 好きなのは;異性
外見;女 心は;女 好きなのは;同性
椎名高志の「(有)椎名百貨店」にこんな話があったなー。
恥ずかしながら,きっと付いているであろう各名称を知らない。また,第四のパタンなどは,女性と付き合っていてもその意味合いが違う,というところがポイント。外見的,機能的には多数派カップルと違わないし。
さて,これを男女に限らず他の関係性に当てはめてみる。
例えば,教師と生徒。外見は教師だが,内心(関係性)は生徒,指導をしているのは同輩相手,という気の持ちようがある。逆に,外見は生徒だが内心は教師で,教師の言うことを聞いているようで実は教師を育てている,とか。
これのどこかに「おもてたんとちがう!」が入ってきて,アカハラ,セクハラみたいな話になったら面白いなぁー,と学生の発表を聞きながら考えていた。
学生の発表は,謝罪と許容に関する調査研究でしたけどね!
言いたいのは,どこまで心理主義,機能主義なのかということ。
前者の心理とは,認知したことが真実というスタンスのことで,客観的指標を軽視する傾向を指す。後者は心理学のS→R図式の話。あるいは一般システム論のように,外からシステムの境界を定めると。
この一見相反する考え方を自覚せず,混合して利用しちゃうところが現代心理学の問題なんだよなぁ,と言うところからの派生でした。