「上弦の月を喰べる獅子」を読んだ。
夢枕獏は読みますか?と学生に聞かれて、いや読んだことがない、というと「じゃあ良かった、貸します」と言ってもらえまして。読んでみました。
螺旋、というキーワードが出てくるたびにグレンラガンを思い出し、二重になっている話をよむにつれ、階層性の問題、自己の問題、存在の問題を考え、「ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環」を久しぶりに読み返したいなぁ、と思ったり。
まぁ色々考えさせてくれる話でした。
佛教の本なのか?SFなのか?心理学の本なのか?宮沢賢治をテーマにしている、という表現も散見されるしなぁ。
現代の「ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)」みたいなもんですね!奇書!