本日日曜日、21時を超えた頃に、チャイムが鳴った。
上の階の人だという。
女性。学生さんかしら。気の弱そうな、人の良さそうな。
「子供の音がうるさい」という苦情でした。
聞けば、お子さんいらっしゃいますよね、掲示板にもあったと思いますけど、子供の音がウルサイって言うか、私もちょっと発作が出てしまって、という感じのことを繰り返し、言う。
語尾がないので、察するしかなく、「はい、気をつけます」と答えたが、どうしたものやらわからない。
確かに最近、管理会社から「生活音には気をつけましょうね」というよくわからない指示が出ていたが、それは上の階が発し、管理会社経由で我が家に向けられていたらしい。
さて。
我が家が確かに迷惑をかけていることもあろう。確かに子供は走り回る。俺が帰宅したときなんかは、興奮して、十分ぐらいドタバタしつづけるほどだ。しかし、一日中ずっとというわけではない。常に子供が走り回っているとか、真夜中に子供が走り回っているなら迷惑だろうが、そういうわけではない。子供達は、ウチは遅い方だろうけど、遅くとも22時頃には寝るからだ。
もちろん、学生を呼んでお酒を飲んだりして騒ぐこともあるが、それはドタバタ音ではない。
つまり、私の常識から言えば、これは「子供がいる家庭であれば許される範囲内」なのである。
現に、学生と朝まで大騒ぎした日でも、お隣さんからは「昨日お客さんだったのね」と言われただけで済んだこともある。
階下からならともかく、階上からというのは解せぬというのもある。
ウチに来た人は、勇気を振り絞ってきた、という感じが見て取れるタイプだった。なんかわからないけど、心身症も出るほどなのであれば、よっぽどなのだと思う。ここから2種類の解釈ができて、一つはその子の気にしすぎ。一つは、だからこそその人にとっては辛いんだろうなぁと言うこと。共感はできないんですけど、理解はできるんですよ、俺!(笑)>後輩M
この場合、どっちが正論なのか、どうやって勝負するのだろうか。別に法廷に行くなら行ってもいいけど。
こちらの言い分もある。上の階の人も別に音を立ててないわけじゃないんです。時折ドーン!という音がするし(これは子供が騒いでるから怒ってるんだろうな、と解釈していた)、謎のギーコギーコという音もするし(これは正体不明)。そういう意味では、お互い様でしょう。こちらの音に対する警告としてのドーン!であれば、墓穴を掘ったようなものです。ドーン!という攻撃をして良い理由はどこにもないからです。むしろ、意図的にしている方がひどい。
自分は三人兄妹だったからか、子供が元気にバタバタしているのは、ほほえましいと思いこそすれ、気に病んでどうのこうの、というのはちょっと想定の範囲外。それでもそうだ、というのであれば、やっぱ気にしすぎなんじゃないの=こちらの問題ではない。なんなら、一週間ほど家庭音を録音し続けて、公害等の騒音と比べて有意な差があるかどうか検証すればよろしい。そしてその音が、謎の病気の原因であったことを証明すればよろしい。そこまでいって、子供の足音で病気になったというのであれば、賠償しますよ。賠償はしますけど、子供には今まで通りで良いという。
子供らは何も悪いことをしていない。元気であれば、いいのです。
うちの子の笑顔を見たら、さもありなんと思っちゃうぜ?
私の考えでは、上が気にしすぎです。なにより、子供を持ったことがないので、理解できないのです。そして、ひとたび子供の足音が!と気にしてしまうと、気になってしまうのでしょう。そしてそこに帰属しておくことが最も安定的なのでしょう。
やれやれ。
喧嘩してもいいけど、なんだかなぁ。
相手の気持ちもわかるので、あえて言うなら相手の無知さもわかるので、こういう事になったことが残念なのですが。
敢えてルール化するなら、何時以降は何ホン以上の音を出さない、という操作的定義をするしかないのだと思う。
馬鹿馬鹿しい。
ちょうど一年以内にはここも移ろう、と思っていたところなので、まぁちょっとの辛抱かとも思うのだが(お互いね)、次に行くところも共同住宅だったら同じように気にしなければならないだろうなぁ、っていうのが引っかかる。やっぱり貸し家でも借りた方が良いんだろうか。