M1分析

半帖庵 – 資料:M-1グランプリ決勝 審査結果というページを参考に、M-1グランプリの過去データから、得点を分析してみた。

2001年から2006年まで、定期的に出ている審査員をターゲットにしたので、初年度の地域得点や西川きよし、小朝、青島、鴻上、談志を除いたデータを用いる。つまり、紳助、松本、南原、渡辺、洋七、大竹、カウス、ラサールである。

相関行列を作ると明らかなのは、紳助と松本の相関が0.783とバリ高だということだ。面白いのは、ラサールもこの二人とかなり高い相関を示す。
因子分析すると、第一因子で49%の説明率があるから、結構評定は一次元性が高いことがわかる。これは評定が一致しているということでもあるから、評価基準として考えると良いことだ。第二因子まで含めると説明率は61%、第二因子に紳助、松本、ラサールが含まれ、それ以外が第一因子としてまとまる。第一因子と第二因子の相関が0.54とこれまた結構高い。一因子構造だね、やっぱり。ちなみに共通性が低いのは渡辺。相関係数を見ても、なべて0.3〜0.4で、彼だけ独特の評価次元を持っているようである。

・・・授業のネタに使えるね。