研究を料理にたとえるのは、とても使い勝手の良いメタファー。
素材=データが良ければ、調理法=分析法は何でもよい。
悪ければ、調理法を工夫しなければならない。
一つの分析法、分析パターンしか持っていないのは、「俺に任せたら全てソース味になるぜ」といってるようなもの。
応用(心理学的)研究は、素材だけ出されて「さぁ好きに調理しろ」といわれているようなもの。研究者のうでのみせどころ、が大きい。例えば、カボチャ、というテーマで料理しろ、という感じ。
基礎(心理学的)研究は、素材と調理名が決まっていて、その上での創意工夫を求められている。職人の技術の見せ所、というべきか。例えば、カボチャの煮付け、というテーマが決まっていて、火加減などで徐々に味わいを変えていく。
いずれにせよ大事なのは、クリエイティブな活動だ、ということを忘れないことです。