春は物いり。ようようしろくなりゆくやまぎわ・・・
さて、娘が幼稚園の年中さんになったので、いろいろお稽古ごとができるオプションができた。幼稚園が放課後の活動サービスとして、英会話や日本舞踊などのコースを用意している。その中の一つは、ヤマハ音楽教室などと連携してやっている音楽教室。娘は歌ったり踊ったりが好きなので、体験入学させてみた。
案の定、気に入ったようで、大きな声を出して歌っていたそうな。じゃあやらせてみようか、ということになったのだが、何と「要楽器」とのこと。ヤマハショールームに一万五千円ぐらいからキーボード置いてますので是非見にいらしてください云々。お稽古代に加えて初期投資。良くできた商売だ。
ところで、キーボードなら、私が学生時代バンドで使おうと買った20万のやつがある。RolandのXP-80だ。出たときに買ったよ。バイト代はたいたよ。今から思うと、当時の方が羽振りがいい(笑)とまれ、これでいいじゃないかと思ったのだが、一つ問題が。
バンドは大学三年ぐらいでやめちゃったので、その後ずっと触ってなくて、次に活躍したのが結婚式二次会の演奏。そのとき既に発見していたのだけど、鍵盤の一つが押せなくなっている。下に降りないのだ。修理しないと、娘にお下がりとして渡してあげることも叶わぬ。
ということで、Rolandのサポセンに電話してみた。「えーと、こういう症状なんですけど、自分でメンテできますか。修理依頼すべきですか」と。
このときのRolandのサポセン。すごく良かった!すっごく良かった!感じがいいのである。
まず「XP-80をもっているんですけど」というと、「当社の商品をお持ちくださりありがとうございます」と相づち。
「こういう症状なんですけど」というと、「それでしたら、おそらく鍵盤のおもりをつける接着剤が一旦溶けて、もう一度固まってしまったという症状のようです。鍵盤パート一式の交換で、25,000円ぐらいかかるものなのですが、その部分は弊社で負担させていただきますので・・・」という返事。
おそらくリコール商品ではないにしても、社内では既出の問題だったのだろう。きちんと対応する辺り、いいじゃないか。やるじゃないか。っていうか、上の相づち一つとっても、当たり前のことのようにしてくれるその心意気が嬉しいのだ。
その後の対応、口調、全てそつなく、完璧なサポセンでした。
Roland商品取扱店を経由で修理工場に送ってもらうか、直接送ってくださいなということで、送り先と県内の取扱店を教えてもらう。この辺の情報もすっと、さっと出てきた。いい会社だ。
家電量販店でもいい、ということなので、早速送ってみるためにXPを取り出す。
取り出してびっくり。症状が悪化どころか、ものすごいことになっている。鍵盤全てがひっついてしまっているのだ!おもりのいくつかは落ちて土台とくっついている。保存場所、方法も悪かったのだろう。なにより、使わなかったことが一番悪い。ごめんよ、XP-80。(;_;)
ちゃんと直して、今度は娘と一緒に使わせてもらうからね。
さて、ベスト電器の修理店に電話してみた。というのも、Rolandさんが「念のために、ご紹介した店舗が事前に持ち込みを受け付けるかどうか、ご確認ください。」というからだ。確かにそうだ。電話すると、最初の受付は元気良かったのだが、修理を、というと急に「あ、はいはい」みたいな口調になって、担当が変わられた。そうだ、たしかベストの修理担当はボンクラだった(参照:修理はBest?DeoDeo? – 人のいやがることを進んでする(Part2))「もちこんでいいですか」と聞くと「はぁ、いいですけど(なにか?)」みたいな感じだった。Rolandと雲泥の差。
ま、今大変な所なんでしょうけどね。最初、電話番号を探そうとベスト電器のサイトに行ったら、「ただいま混み合っております」で何も表示されませんでした。今見に行ったら、謝罪コメントが前面に出てる(笑)
参照:ベスト電器元部長ら逮捕 DM不正送付に関与の疑い 大阪地検 日本経済新聞
ちょっと嫌だな、と思ったので、今度はDeoDeoに電話した。こちらは最後まで明るく元気でした。
今回は修理の値段も分かっているので、安心してDeoDeoに出そう。