さっぱりわからない。しかし、実に興味深い。

タイトルは、テレビドラマ「ガリレオ」の主人公、湯川教授のセリフ。

中四国心理学会に参加するため、広島出張でした。

でもまぁ、学会ならではのメリットがあって、一つは授業を持っていないM2の研究に口出しできること。私にとっては、講義並みに学生と議論できるチャンスなのです。自分の所属大学の院生なのに、と思うかもしれないけど、普段は各ゼミの中に囲われているので、あんまりインタラクションがないんだよな。研究室に来るときは、研究法のコメントを求められるだけだし。もっと中身について議論したいのですよ。

さて、もちろん学会なので、色々な人と交流できるのもメリットです。I先生、K先生と一緒に懇親会でお話しすることができました。特にK先生は気持ちよく飲んでおられたようで、父親のことについていろいろ話をしてみたり、プライベイトな話をしてみたり。面白かったです。

ところで今回は、学問に対する意識の高い、学部一年二人を連れておりました。チューターをしているからね。ので、少し保護者的な気分でもあり、引率の先生の感じでもあり。
地方の学会は、学外の研究者、学界の研究内容をみるのに、ちょうど良い大きさ。心理の様々なジャンルについて、興味があることをジャンジャン質問しているようでした。
学生に伝えていたのは、学会だからすごいことはなく、玉石混合だよということ。そこを見分けるセンスを磨いて欲しいわけです。
で、冒頭のセリフ(笑)
二重の意味があって、本当にすごくて興味深い場合もあれば、「ハァ?なんでそんな研究するの?」という意味で興味深い、という場合もある。
さて、教育的効果はあったでしょうか?

余談ですが、学部生にとっては、専門書が二割引で買えるのが嬉しかったようです。ところが、手持ちがないということで、いくらかずつ貸すことに。鞄持ちに釣れてきたつもりが、サイフ代わりにされたな(笑)