モスラの精神史

モスラの精神史 (講談社現代新書)

別にモスラに焦点化してこの本を買ったわけじゃない。普通だったら読むはずがない、と思ったからかって読んでみた。
一本の映画を理解するために、能書きをたれる必要があるのか、直観的に面白かったらいいじゃないか、という考えは浅はかだ。いかに多層的に読めるか、という実例を知ることができて、興味深く読み終えることができました。できれば最後の方、もう少し現代サブカルチャーにまで広く目を向けて論じて欲しかったな。