ハラスメント大全

ハラスメントの定義は、次のようなものらしい。

ハラスメントは、人種、国籍、性別、出身地、宗教、政治的心情、年齢、言葉、身体的特徴等広く人格に関わる事項または教育・研究もしくは就学、就労に関わる事項において、相手の意に反する不適切な言動により、相手に不利益を与えたり、人としての品位と尊厳を著しく損なうものです。

定義の中に「収入」や「財産」が入ってないことに驚いた。確か法令なんかでは、金銭的理由でも基本的人権は侵害されない、となっていたはずだけど。「君は貧乏だから支払いをしなくて良い」といったらハラスメントにならないのか。「あなたは金持ちだからここの支払いをすべきです」といったら(逆?)ハラスメントにならないのか。

いきなり横道にそれたが、ともかくハラスメントはいけません、という講習会を受けてきた。
最近では、セクハラだけでなく、アカデミック・ハラスメントやパワー・ハラスメントが問題になっているらしい。ということで、どういうハラスメントが他にあり得るかを考えてみた。

性的ハラスメント、年功序列に基づくハラスメントなどの従来型ハラスメントは、儒教的思想に基づく文化的ハラスメント、と定義できるかもしれない。

とすると、他にどのような分類が出来るか考えてみた。

  1. メディアハラスメント。マスメディアによる嫌がらせ(偏向報道により嫌な気分になる、あるいは報道関係者のマナー違反)とか。最近ではネットによる誹謗中傷もはいるかな。
  2. 宗教的ハラスメント。戒律に反することを無理矢理やらされる。これは現在「注意しましょう」という風潮になっているようだ。日本人は特に宗教的センスに疎いので。
  3. 恋愛ハラスメント。恋愛を強要される(笑)いや、最近は恋愛至上主義的な価値観が若者に蔓延しているので、それが嫌な人はどうするんだろうと思って。
  4. 美的ハラスメント。美しさで評価される。
  5. 真実的ハラスメント。間違った論理、誤った結論で嫌な気分になる。
  6. 金銭的ハラスメント。定義の中に含まれていないようですから、却下かな。

これは基本的に、人間の価値観は六次元ある、という定義(誰だったっけ)を基軸に考えてみたものです。メディアハラスメントは別だけど。さて、違う分類で。産官学、という言葉があるので、

  1. 産業界のハラスメント。普通のパワハラです。
  2. 学界のハラスメント。アカデミックハラスメントですな。
  3. 官僚界のハラスメント。「○番の窓口にいってくださーい」「○×の書類を提出してもらわないとねぇ」

なんかそれなりにありそうだ。

違う角度から。アカデミック、と来たので、

  1. エコノミック・ハラスメント。定義の中に含まれてないんだったな。やれやれ。
  2. ポリティック・ハラスメント。政界のハラスメント。団体運動などによって政府が嫌がらせを受ける(笑)普通は逆を先に思いつくよな、政府の施策によって嫌な目に遭う。
  3. メタボリック・ハラスメント。冗談です。

ふむふむ。他に分類方法はないかな・・・

と考えていると、講習会が終わりましたとさ。