先進国はまぁだいたい法治国家である。であるがゆえの悩み、というものがある。
例えば高田延彦と向井亜紀が、米国の代理母システムによって得た二人の子宝を、国が認めないという問題。あれはお上が上告する形になったので話がややこしく長引いているが、法律上受け入れる場所がないので仕方がない、という側面もあるのである。できるならば、国会など立法システムが素早く対応出来ればよいのだが、国会はわざとゆっくりやるようにもできていて(それはいいことだと思う、思いつきで立法されるよりは)、なかなか埒がアカン、ということになる。テレビのコメンテーターのコメントも、同情的な意見しかないが、これは法治国家で生きる上のやむなき痛みである、というのもひとつの真実であることを忘れてはならない。
今日、ラジオで面白いニュースを聞いた。アメリカはミネソタ州ブレインの市議会議員に立候補した男性が、「私に投票するな」と訴えているらしい。どういうことかというと、無職だったので市議会に立候補したものの、途中でいい保険業の仕事が見つかって、無事就職。ところが立候補の取り消しを忘れており、取り消し期間を過ぎちゃった。どうしても取り消すには、本人が死ぬか転居するかしかないらしい(笑)。仕方がないので「俺に投票するな〜!」と走り回っているようだ。その選挙運動は、自分に入れないように紙面で呼びかける、投票所まで車で送るから対立候補に投票するように友人や隣人に頼む、というよくわからんやり方。もっとも、当選して就任を拒絶したら、選挙のやり直しになって、3万ドル(360万円ぐらい?)の必要経費が取られるらしい。なんとまぁ。しかし、これも法律によって「取り消し期限はココマデですよ」と決めちゃったことによる問題点だな。でもまぁ、普通はあり得ない状況なので、わざわざそんな法整備、しないわなぁ。
さて、最後に北海道のおもしろニュース。暴走族が冬場は雪でバイクに乗れないので、集団で歩いているらしい、という話題(笑)徒歩暴走族、という名前があって、Wikipediaでもひけますよ。それによると「特攻服などの衣装を身につけ、円陣を組んだり、グループ名を大声で連呼したり、列を組んでぞろぞろ歩いたりする。」という習性があるようだ。こうしてみると、群生する生き物だね(笑)グループ名を大声で連呼・・・おもしろすぎるやないか。しかし、これも法治国家の限界で、バイクによる暴走なら道路交通法で取り締まれるが、歩いているので取り締まりようもない、というのだ。もうね、しかしね、これは面白いので、観光名物にした方がいいと思うぞ。『徒歩暴走族は冬になると現れ、元気いっぱいで町を歩きます。大きな声を出しているときは、気が立っているので、近づくのは止めましょう。また、目が合うと喧嘩になるかもしれませんので、注意しましょう。写メールやフラッシュ付きのカメラで撮るのは、保護の観点から禁止されています。遠巻きに観察するだけにしましょう』とかってポスターを作ればよい。これを見て、歩くのを止めたらそれでよし、歩き続けても観光収入になるぞ。あるいは伝統芸能として残すか?
そういえば、暴走族は名前が格好いいからあこがれるんだ、「珍走団(ちんそうだん)」という名前に変えよう、というキャンペーンがあったな。これで実際に数が減ったらしいから驚きだ。これにならって、徒歩暴走族も「珍歩団」という名前にしたらどうか・・・失礼しました。
話題変わって。世の中には色々な病名があるものですね。妻の今回のプチぎっくり背筋は、肋間神経痛かも?という診断でした。骨に異常はないらしいから、とりあえずは安心ですが。肋間神経痛をネットで調べてみると、確かに彼女の訴える症状に酷似している。もっとも、治療方法はブロックなんとか、というやつぐらいしか紹介されてなくて、それはずいぶんと症状が進んだ場合の方法みたいだから、今回は違うかな。湿布と鎮痛剤と、筋肉のこりが治るお薬をもらって帰ってきました。早く良くなりますように。