日本心理学会@同志社大学にきております。
初日の朝から,シリーズ数理心理学の展開があって,統計について日本一のベイジアンと数学?哲学?の人から公理論的に確率の話を捉えるというセッション。驚いたのは,公理の置き方によって,「確率」といっても意味が変わってくることがあるということ。
今後自分の研究で,ベイズ更新を用いるモデル化をしていこう,と思っていただけに,うかつに使えないのかな?と思ったり。とりあえず優しいベイジアン論文は読んでおこう・・・と思いましたとさ。
さて,今日のメインはWS「共分散構造分析【R編】」。なんと指定討論者にご指名いただきました。昔から豊田研究室の日心WSで勉強させてもらったし,私の本棚の一角は豊田先生コーナーがあるほどのファンなのです。それだけに嬉しいやら恐れ多いやら。
学生さんの発表がそつなく,タイムテーブル通りに淡々と進み,私の番がきました。専門的な話では勝てないので,とりあえずいくつか笑いを取ろうと。ヤマミィの画像やネタ画像で,3回笑いを取りましたので,この目標は達成。
最後に「今後SEMはどうなるのか?そしてなぜMplusを使わないのか?」と言ったら,お返事がこれ。
拙著を紹介するのは申し訳ない,と思っていたので伏せていたのに,豊田先生のほうからご紹介いただき,恐悦至極。なぜ使わないのか,という問いに対して「君が小学生になる前から使っているよ」という説明で私はペシャンコにされたのでしたw
そりゃそうだよな,俺がMplusを知ったのは豊田先生のSEM本で,連続変数とカテゴリカル変数が同時に扱えるSEMアプリがあると書いてあったからで。導入したのはおそらく社会心理学系ではもっとも早かったクラスタだという自負はあるけど,釈迦に説法ですわなあ。
しかも,今後どこに行くのか,という話では「間違いなくベイズ。ベイズ統計を心理系・文系の学生にどうやって教えて行くかというのがテーマで,来年の日本心理学会WSではそれをやりますので,よろしく!」と次回予告までいただきましたw
完全に釈迦の手のひらの上だったなあ。でも本当に楽しかったですよ。
来年のベイズWSも楽しみです。でも我らが広島ベイズ塾も,そろそろなにかやりましょうぜ・・・!