研究室に、安全労働管理部門から視察がくるんですよ。来週。
労働環境が危険だったら叱りつけるぞ,というのは「健康でなければ死ね」「安全のために殺す」と同じようにバカバカしい匂いを感じるのだけど,そういうものらしい。
その基準が厳しくて、まず棚の上にものを乗せてはダメ,という。どんな軽いものでもダメなのだそうです。あと,通路が確保されてないとダメ。床に物を置いている場合箱師の高さより低くないとダメ。
そんなこと言われても,私はロッカーの上に一杯いろいろなものを乗せていて・・・
と思っていた所、いいことを思いついたのです。部屋のほとんどを「荷物置き場」にして,平たくまんべんなくおいてしまえばいいのだと。監査が終わるまでね。
ということで,夕方、手伝ってくれる学生が捕まったこともあって,急遽大掃除を開始。
で,実際にやってみると、これが面白いことに,ロッカーの上にあるのはほとんど空箱だったことが判明!パソコンのグラボの箱,キーボードの箱,ソフトのパッケージの箱,箱の箱,など,中身はないけどいつか使うときに,何か入れるときに,念のため・・・というのがほとんど。
手伝ってくれた学生が「先生・・・もう捨てましょ」というので,それもそうか,と一気に捨てるモードに。
数年前にWindowsユーザーがからMacユーザーに切り替えたこともあって,Windows関係のソフトの箱は全部不要なものでした。Windows用キーボード(とその箱)も全部不要なもの。
SピーSSが毎年ライセンス更新のたびに送ってきていたCD-ROMも,R環境にしちゃったから全部不要。
心が痛かったものが二つ。ひとつは,Apple製品の箱。MBAやiPad,インテリマウスに至るまで,箱がいちいち奇麗でデザインが素敵だから,取っておいたのですけど,学生に「先生・・・もう捨てましょ」と言われて泣く泣く捨てることに。
もうひとつは,卒業生がくれたもの。Tさんがくれた時計,Kさんがくれたおもちゃなど,ちょっと懐かしい人の香りがするものは全部取っておいたんだけど,壊れてたりして全く機能しないので,「先生・・・もう捨てましょ」と言われました。
あと,前任者から引き継いだ謎のものがいくつか。計り,湯のみ,やかん,金槌,錯視図形など。要らないものはもう捨てて,心理学系機材で使えそうなのは同僚に譲りましたw
そうこうした結果,なんと!テーブルの下に箱詰めされた本がおかれたけれども,それ以外はすべてなくなるという,理想的な研究室に。
ね,ロッカーの上が奇麗でしょう。
人間やればできるものですな。いつでも来い,査定!
追伸)論文の締め切りを二週間後に控えているので、掃除がはかどったのだと思います。わかっています。