九州心理学会に行ってきました。13日の夕方出発で,14,15と大分へ。
会場は大分県立芸短大だけど,宿は別府にしました。電車で15分ぐらいなんだね。というのも,ミ合宿も兼ねたからね。学会発表とゼミ合宿を重ねるのって,スケジュールを合わせるという意味ではいいんですが,内容的にはハードですよw
午前中に発表して,夕方から深夜までゼミやって(今回は午前1時半に終わったけど),翌日の午前中にまた発表する子がいるからね。二日目の午後はお楽しみ(観光)がありましたけど。
ゼミ合宿の課題図書は無意識と社会心理学―高次心理過程の自動性でした。中身にそこそこ期待していたんだけど,ちょっと読みにくい。なんか,構造がうまく取れてないというのかな,まとめにくいし,ダラダラ書いてある感じがして。わかる人にはわかるんだけど,学部2年生とかにはちょっとハードルが高かったかも。とはいえ,内容はなかなか面白いものでしたからね,会話の端々に出てきたりして,よかったんじゃないでしょうか。
出発直前までポスターは手直しするし,ゼミ発表に意気込みすぎて飲まず食わずで来て倒れる学生はいるしで,なかなかトラブルもありましたが,まあ済んでみれば楽しい思い出です。
ちょっと別の話も入ってますが,私は自分のゼミでリーダーシップを求められることがあって,それがちょっと嫌なのね。リーダーは学生がやるべきで,指導教員はそれとは別の次元にいるべきだと思うんです。大学で一番楽しい活動であるゼミは,運営も学生のものだと思うから。実際俺がリーダーをしてしまうと,pM型になっちゃうんだよな。メンバーが楽しめることを第一に思っちゃうから。
歳も若くてまだまだ社会人というには不完全な人たちですから,こうして外に出かけたりするとき,引率係として対外的にもリーダーにならざるをえないことがあるわけです。それでもまあ,リーダーとして振る舞えばうまくその意図を汲んで動いてくれるフォロワーなので,やりやすいといえばやりやすいし,いいチームになってきているな,とは感じます。でも,目指すのはパフォーマンスを上げるグループであって,しかも俺はリーダーでなくていいんだ。ない方がいい。学生リーダーが「先生,このようにしてよろしいですね」といってきたのを「うむ」というだけになるのが理想なんだけどなw
まあでも,徐々に年を取っていき,指示をしたりお金を出したりしするようになってくると,「こうやって大人って出来てくるのか」とわかってくる。来年はいよいよ次のステージに入るんだなあ・・・