息子、自転車に乗れるようになりました。
今日のことです。8歳と10ヶ月。
遅いですよね。俺は一年の頃には乗れてたからな。息子は三年になって、明日学校で「自転車の乗り方教室がある」というので、やっと練習を始めたような次第。途中骨折で安静という謎のインターバルもあったし。
自転車そのものは、去年の夏休みには「来年自転車教室あるから!」と急に買わされたもの。で、さぁ練習するのかと思ったら、ちょっとやって「もう無理!」「乗れるわけがない!」などとワガママ三昧。後ろを押してやるから、と言っても「押されたらかえって怖くて乗れん」とか言うし。要するに根性がないなと思ってたわけです。
俺が子供の頃は、親父に特訓されて、一日中転んだり泣いたりしながらなんとか乗れるようになったもんだけど、さてそういう教育方法は今時流行らんし。お前が乗れんというのなら、練習嫌になったのなら、まぁええわ、恥かくのもお前やし、乗らんでも知らんわ、と教えることなく放置してました。
そしたら今日。仕事を終えて帰宅したら、「表に行こう、見ててよ」という。まぁ親の仕事、と付き合いましたが、さてびっくり。確かに乗れるようになってる。
今までペダルを漕ぐのが力がいるから無理、などと訳のわからん理由を言うてましたが、普通に漕いで坂道を上ってく。
いやぁ、嬉しかった。
と、同時に、やはり教育方法について考える訳です。無理やりやらせるのも良かろう。でもなんもせんでもできたし、時間はかかっても本人の自尊心的に凹むことなくできて、これはこれで良かったのか。いや待て、困難な問題に立ち向かう精神はどうやって経験させたらいいのか。はたまた今時そんなものは不要な裕福な社会なのか……
実は上の子にもしっかり教えた覚えはなくて、つまり自転車というのはある年齢になったら乗れる段階に来る発達課題の1つなのだと思ったりしてるが、さて。
教育ってなんじゃろなぁ。