久しぶりに登校。足を怪我して以来、電車に乗ることもなかったのだが、無事通学できた。
さて二ヶ月弱出不精になっていると、困ったことも出てくる。髪の毛が伸びてくるのもそのひとつで、行きつけの理髪店にはいつも自転車で行っていたのだが、いけなくなっていた。
明日から講義が始まるし、そろそろ行っておきたいなぁとは思っていた。で、今日大学をぶらぶらしていてふと思いついた。この大学は、構内に理髪店があるのだ。
少し時間もあったので、じゃああそこでいいか、といってみた。
この大学らしからぬ、お洒落とは対極にあるような−すなわち私が行きそうな理髪店である。かつて一度だけ行った事があるが、別に良いとも悪いとも思わなかった。そんな感じのお店である。
のぞくと案の定空いていたので、ドアを開けて「お願いできますか」というと、店主は誰かと話中。でも「ええよ、すわりな」と言ってくれたのでお願いすることに。
すると店主の話し相手が、私に声をかけた。
「朝日新聞の者なんですが、やってる間の写真を取らせてもらってもいいですか」
という。答えるより先に店主が「いいよな」というので、「はぁ。まぁ」と答えた。
どうやら何かの取材中だったらしい。
カットが始まって、何枚か写真を撮られる。
少しして「ありがとうございました。来週の火曜日か水曜日、兵庫全域の版に載りますので」とのこと。悪名高い朝日新聞に載っちゃうよ、俺(笑)
帰り際、記者が私にも「ありがとう、君はよく利用するの?」と聞いてきた。
「いや、あの・・・」と言いかけたら、店主が「そうやで。なぁ」という。記者はその空気を察してか、すっと出て行ったが、そのあとの俺と店主の空気は居心地の悪い感じでした(笑)
まー、「足を怪我して、行きやすいところでたまたま来ただけで、大体俺は学生じゃなくて嫁さんも子供もいるよ」という特異な事例は表明できませんでした。おそらく「取材中にも学生が来るほど、繁盛している」なんて書かれるのじゃないかしらん。
まぁ珍しい経験が出来て、髪の毛が短くなったのでよしとする。