大晦日に発熱し、1日にはピークを超えたものの、3日までは基本療養体制。基本療養体制とは、寝たい時に寝て、食べたい時に食べる、自分のリズムを優先すること。普段は家族に合わせて動くのが基本だけど、自分の病の時はワガママさせてもらってます。
生活のリズムを崩してでも寝るわけだけど、幸いにしてや本を読むと寝る」という能力を持っているので、布団の中で本をひらけばいつでも寝れてしまいます。寝れなければ本を楽しめばいいし、一挙両得。
ということで読んだ本。「マーダーボットダイアリー」は良かった。一人称の日記なんだけど、ロボットの思考なので情緒的でなくて読みやすい。プロットもよくできてる。映像化するみたいですね、ちょっと楽しみ。文庫本の表紙の人型の絵はあんまり気に入らないんだけど。
「Iの悲劇」。ミステリもので、そして誰もいなくなった、と帯にあるから読んでみたら、まぁ思ってたんと違うw 本格ミステリかと思いきや…まぁミステリなのか?なんだこれ、と思いながら読み始めたんだけど、いつのまにかグイグイ引き込まれて一気読みしちゃったな。都会と地方は、消耗戦と撤退戦だ、というあたりは名言だと思った。これからの日本のありそうな形、いろいろ考えさせられる。
「旅のラゴス」。筒井康隆とは思えぬ、爽やかで不思議な旅人の本。旅と学問とに敬意がある人の書いた、温かみを感じる。描かれてる世界も、悪人も出るけど基本的に落ちついた高尚な世界だと思う。現代日本の貧しく下世話な感じの、真逆だね。これぞ文学。SFでもあるのかな?
他にもまだ数冊積読があるから、徐々に減らしていくつもりです。なお専門書は読んでない。それもまた良し。