リハビリに行く。
今日はまた別の先生。4〜5人のスタッフがいるようだが、これで一巡したかな。
今日の先生は面白いことをしてくれた。
まず、右手の親指と小指をひっつけて、力を入れてくれと言う(写真)。ぐっ、とちからをいれると「ハイオッケー」。そのあと何もなかったかのように足のマッサージ。で、再び「はい、力入れてください」。マッサージ。「はい」マッサージ。・・・
何度かされたあとで、たまりかねて聞いてみた。「これ、なんのまじないですか?」
易しく説明してくれるに曰く、
「人間意識していると力を入れられるんですよ。で、不自然な力が加わると力が抜ける。左足に私が負荷をかけると、それをかばおうとして体の他のところに力が入ります。すると手の力が抜けます。それを見て、どこをかばおうとしているかをはかっているんですよ。手じゃなくても、どこの筋肉でもいいんですが、ここが一番わかりやすいので。」
なるほど、そういうものか。と、先生が実験をしてくれた。「同じように力を入れてください」といった後、私の胸元を下から上にスーッ、スーッとこする。「はい、じゃもう一回」、と今度は上から下にスーッ、スーッ。それをやってもらうとすぐにわかった。後者の方が指に力が入るのだ。
「上から下にエネルギーが流れる方が、人間にとって自然ですから」
と、先生はこともなげに言う。気か。気の流れか。いや、そういう説明できない力じゃなくて、なにか説明できる(科学的な)法則によって、そういう現象が起きるんだろうな。そう思うと、理学療法に俄然興味が出てきた。
そもそも人間に興味があって心理学をやっているが、この世で一番複雑かつ精密で、完成型のロボットとしての人間にアプローチしているという意味では、理学療法も人間探求の科学だもんなぁ。出会うのが15年早かったら、志していたかもな、理学療法。
その先生は、二行ほど走り書きされたカルテだけをみて(左膝外側損傷、みたいなことを書いてある。字が汚くてよく読めない)、治療をしてくれる。
でもその途中で、「これは、足首を外側に曲げようとして怪我をしましたね。足の曲がりに上体がついて行かなくて、膝が外に曲がり、その際に膝に下から力が加わりましたね」と言い当てた。確かに骨挫傷はそういう症状なのである!足や腰のあたりをマッサージするだけでそんなことまでわかるんですねぇ。スノボー?と最後の読みは間違えたが(スキーです(笑))、もう正解ですよ。
ところで、今日は天気がよかったので、嵐山は小倉百人一首殿堂 時雨殿に行ってきたのです。妻のステキな思いつきで。
京都の空中散歩とか、百人一首をNintendo DSにナビってもらいながらやるのです。
なかなか面白いアトラクションでした。京都に遊びに来たお客さんとか、大きくなった娘とかを連れて遊びに行きたいね。
もっとも、友人Fは絶対に楽しめないだろうな、ケケケ(笑)
さて。
Mplusの分析結果が気に入らない。
最初のころはプログラムのミスがあったのだが、それはサポートにメールしてやり方を聞いたりしたので、もうこっちに問題はないはずなのだ。
では何が問題か?
SASの答えと一致しない、ということです。正確には、SASでは答えが出るのに、Mplusでは「解が収束しない」と言われるのだ。推定方法をいろいろ変えてみたり、初期値をいろいろ設定してみたが、ダメ。うーん?アルゴリズムが違うからかなぁ。
だいたい、統計パッケージの精度って、誰かきちんと検証しているのかなぁ。
同じデータで、同じ結果が出ないとダメだろー。
ついでにいうと、同じMplusでもバージョン1とバージョン4では答えが違うのかも。
豊田先生の本ではバージョン1のMplusプログラムがあって、データもあるからそのまま自分で追分析しているのに、数値が一致しなかったりするのである。
バージョンが上がるにつれて、いくつか分析設定の方法が変わったのかもな。
それにしても、バージョンごとの精度みたいなのを誰か検証しているのかなぁ。
俺はタダのユーザーだ、と思ってはいるんだが、どうしても気になってしまう。
さすがにSEMだけは自分でプログラムを書こうかという気にはなれないけどね。
式を書くだけで数値を算出してくれる、ってだけでもすごいことなんだけど。