Kosugitti's BLOG

アンドロイドは正規分布の夢を見るか

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2015 / 9月

日本心理学会2015参加記その2

帰りの新幹線の中で書いてます。溜めたEX-ICポイントをつかって,優雅にグリーン車です。

でももう疲れているので,短く書いて寝るつもりです。

【二日目】

公認心理師法案が通ったことの報告会があったので,ベイズセッションの前半を抜け出して参加。くわしくはこちらを参照。

午後はペアデータセッションやSEMセッションに出てきました。実はお昼の間に12月のKSPの打ち合わせなどを挟んでいたので,結構ドタバタ。バタバタ。

夕方は広大の院生さんがセッティングしてくれたところ(結構雰囲気いいところ!)で交友関係を広め,温めしましたよ。いやぁ,Kちゃんも面白いこと考えているなあとか,F先生はジュリーのようにカッコイイなあとか,転勤族なのに小学校六年間雨で運動会に出たことなくて中一の時に初めて体育館で運動会しましたとかいう強烈な雨男Mくんとか,なかなか面白いタマを揃えておりますね。

【三日目】

朝から体力の限界を感じます。寝たはずなのに,体力ゲージが半分ぐらいしかないような。

普段は21時,22時に寝ているのに,この三日連続でてっぺん越え。お酒も飲んでいるからお腹もゆるゆる。でも連名発表が午前中あったので,とりあえず追加の分析でちょこっと遊んでからポスター会場へ。

お昼に名古屋名物のあんかけパスタを食べ,なんだこれっていう感じになっております。3泊4日,全力で学会活動をしました。ひらがな研究も継続的にやっていったら面白そうだし,体力は枯れたけど血気盛んというか意気揚々というか。帰ってからの後半授業に気合十分といったところでしょうか。

良い学会でした。



日本心理学会2015参加記その1

日本心理学会@名古屋に来ています。

前日21日に名古屋入り。夕方着いたのだけど,夜までの空いている時間に早速研究打ち合わせ。時間を有効に使えてよかったなあ。

夜は山大関係者が集まっての飲み会。10名ぐらいのつもりが最終的に16名という結構な大所帯。前夜祭のつもりが結構遅くまでたっぷりやりました。馬鹿話も大事な話もいろいろできてよかったよ。

初日は朝からベイズまみれ。ベイズ統計学が仮説検定の世界を変えるか,ということについてT先生が熱く語られ,その熱意や内容に激しく共感するとともに,指定討論者のO先生がいう「正しさで世界は変わらない。格好良さを見せつけると着いてくる人はいる」という指摘もまさにそう!と思う。

このあと計算機科学の話を挟んで,またベイズの話を聞いてきたんだけど,これからはモデラーが必要,という話が先ほどの話と相まって深く納得することしきり。ベイズ統計は自由なモデリングを許すので,今後はデータ生成モデルをイメージできる・記述できることが大事になってくる。これは人によっては,結構難しいことなよね。

従来型の仮説検定モデルは「検定できる形」に仮説を書き換える必要があった。逆に言うと,問いの立て方は決まっていたので型にはめれば誰でもナントカなったのよね。けど,それも自由でいいとなると面白いことを思いつくかどうか,それを表現できるかどうかが鍵になる。さあ,学生に「自由に思いついてごらん」といきなり言ってしまって何ができるか?

ポイントはデータをどれぐらい味わえるか,データの分布からどれだけ考察できるかという教育を徹底できるかどうかにあると思う。記述統計やグラフの書き方なんかは,統計法の授業でもサラリと触れるぐらいだけなんだけど,ここがポイントじゃないかしら。というのも,ベイズ統計の場合は答えが事後分布として得られるわけで,その分布をどう考察するかというところにあるわけだから,「データと事後分布を同じスクリプトで記述できる」(T先生談)のが利点。であれば素データのプロットの時点で考察する技術やアイデアってのを,素データの時点でしっかり読めるようになってないと。となると探索的データプロットのggplot2のようなアプローチが大事になってくるなあ・・・とか思うのですが,いかがでしょう。

余談だけど,古典的な仮説検定の考え方が,心理学教育にもたらす利点というのも一つあると思っている。帰無仮説を棄却する,という根性のねじ曲がった背理法をつかうことは,自分の思い込みを一旦否定する必要がある。確かに不自然だけど,ともすれば自分の思い込みだけで世界が分かった気になってしまう危険性に,くさびを打ち込むという意味合いがあったのよね。自分がこう思っている,そうに違いない,と思ってそのまま実験して,気に入らない結果が出ても認めない!みたいな話になってしまうともう全然ダメなわけで。もちろんこれは科学リテラシーみたいなところだけど,統計的仮説検定の考え方はそれを一旦止めて,「仮に違うと仮定してごらん」というブレーキをかけていたと思うんだけど。どうでしょう。

ついでに。ベイズと認知発達モデリングの話で,ロボットが概念獲得や言語学習する例を見せてもらったけど,すげえなあ,もうここまで進んでるんだ!ということに超びっくりしました。はい。

 

夕方は自分の発表セッション。いろいろな先生方に話を聞いていただき,あと発表とは違うところで様々な先生方にお会いでき,大変有意義な時間でした。発表終わりには出版社の方に挨拶に行き,ちゃんと自分に鞭を入れてきましたよ。

 

さて,夜は別の研究集会の打ち合わせ。内容は言えませんが,19時スタートで「21時には終わって軽くビールぐらい飲めるだろう」と聞いていたのですが,なぜか会議室レンタル時間ギリギリの23時まで議論が尽きず,ヘロヘロになって終わってから少しビールでも,と入ったお店は入店後数分でラストオーダーという・・・。俺ら真面目すぎるねん,ほんまw

 

ということで,前日と初日でもう学会大会でやるべきことのほとんどをこなしてしまったような気分。今日もスケジュール的には朝から晩までやることが詰まっているけど,明日まで体力持つかなあ・・・



ベイズ塾夏合宿2015

広島県竹原市,休暇村大久野島にて,ベイズ塾夏合宿をやってきました。

お昼に竹原市民会館集合。会議室を借りての勉強会。私はR言語によるプログラミングの話を。そのあと,最尤推定法,経験ベイズの事前分布の置き方などについてディスカッション。

宿に移ってからは写経。豊田先生の本をみながら,みんなでstanを書いて走らせるという合宿らしいメニュー。

翌日はまた市民会館に戻って共同開発ツールGithubの使い方講習会&演習。

 

なかなかこってりした合宿でした。実際に手を動かし,頭を動かし。新しい知識も技術も友人も得たしね。

今回はうちのゼミ生(純粋培養)が塾生見習いとして参加。未成年でもMCMCするんだぜ!帰りの車内でも後期のゼミ運営について喧々諤々しながら帰ってきました。

いいチームになりつつあります。いいメンバーが育ちつつあります。私も引っ張っていくだけでなく,引っ張られるようにしていきたいですねー。

 

追伸 メンバーから嬉しい報告を聞いた。嬉しい。みんなで祝えたこともよかった。



行動計量学会2015二日目と三日目

行動計量学会2日目。

@simizu706 氏に教えてもらったSEMコードの補正をかけて,きちんと動くことを確認してからホテルを出発。

今大会から始まったポスターセッション。他の学会に比べたら小さいけど(まあ学会の規模もそうだから),じっくり話ができる利点も受けているようで,盛況でした。

午後は柳井レクチャーと題した講演。事前に抄録集で読んでいった以上の驚きはなかったけど,これはfMRIをやっている友人に教えてあげないといけない内容かな。

この学会はサイズが適切だね。社会心理学会レベルだと,ちょっと大きすぎて挨拶するのに一苦労というところだけど,ここだと気楽に参加できる。

懇親会で,次期会場が北海道であることを知る。うーん,たのしみだ。何より春セミが例のトイレですよ!これはすごいことじゃぜ。

 

3日目は,飛行機の都合で午前中までしかいられなかったのですが,データサイエンスの今日的課題という話で,御大やA先生など,社会心理系の人が登壇されていたのが嬉しかったね。しかし,データを見抜く力ってのはどうやったら手に入るのかなあ・・・。

 

大会滞在中はいろいろ刺激的で,かつ日常を離れたところにいるわけだから,心が軽くなった気分だ。あれもしたい,これもしたい,あれもこれも面白そう。このモードで後期もガンガンいきたいもんだねえ。

 

追伸 集団は個人のもつ階層ベイズモデルだということにピンときた。固有値はその事前分布に使える情報を提供してくれる。



行動計量学会2015初日

行動計量学会@首都大学東京,に来ています。

午前中はとある研究協力のためのインタビューを受け,午後イチで一番聞きたかった研究発表を聞き,そのあとはラウンドテーブルに参加。

今大会から,ラウンドテーブルとかポスター発表ができた。新しい取り組みはいいことだと思うのだけど,正直,ラウンドテーブルがラウンドテーブルとして成功した学会ってないね。多分その理由は,参加人数が多すぎる=ディスカッションにならない,ということで,参加人数が少ないとやる必要がないし,参加人数が多いと話し合いにはならない,というところで,学会大会のコンテンツとして向かないのかなぁとすら思う。

ラウンドテーブルというのは「みんなでワイワイいう」というところなんだろうと思うけど,自由でオープンで大会という性質上,合わないのではと言う意味です。うまくワイワイするために,話題提供・指定討論という形をとると(実際そういうようになっていたんだけど),それはワークショップとか自主シンポという形だと思うんだよねえ。

もちろんこれはラウンドテーブル,という形式についてのコメントで,やっている内容はいずれも興味深く,勉強になった。Rの統計教育やデータサイエンティストの取り組みも面白かったし,因果推論はヒートアップして(ショーアップされて?)て,よかったなぁ。

 

夜は非対称部会の懇親会。規模は小さめでしたが,それだけにじっくり話ができて面白かったと思います。

 

最後に,首都大学東京@南大沢キャンパスに行く場合は,多摩センター付近の宿が正解。新宿から30分ということで,新宿の宿にしたけど,特急に乗らないと30分ではつかないからね!

 




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