兎田彦二郎

 兎田彦二郎(この漢字であっているのかどうかもわからない)なる人物が、今日我が家にやってきた。

 妻の客である。
 とりあえず、起きてから掃除をしたり、おもてなしの準備をしたりしているうちに夕刻になり、待っていると程なく彼らがやってきたので、歓待していると夜中になった。

 そういうわけで、今日はほとんど勉強してないし、既に酔っぱらっているのでこれからもできそうにない。
 いい休日になった、といっておこうか。

 妻のひとつ下の後輩らしい。
 ということは、私と同学年である。
 同学年というと、話題がぴったり合う。今日もセナとマンセルの争いでF1が盛り上がった時期に、週刊少年ジャンプマクラーレンホンダのスポンサーになり、フロントウィングの端っこにすごく小さなステッカーを貼ったという思い出でめちゃくちゃ盛り上がった。

 妻だけぽかーんとした顔で、「男の子なのねぇ」。
 そうですよ。