授業で「12人の怒れる男」を見せる。
先日別の大学で見せたが、まぁボチボチ良い反応だったので、こちらの大学ではどうか、と急遽スケジュールを変更してみたのだ。ただし、前回は感想を各自に書かせたのだが、今回はそれをナシにしてみた。それぞれが、自分で思うところを見つけてくれればよい。
まぁ女子短大なので仕方ないところもあるが、90分うしろでずーっと化粧をしている子が(何人か)いる。よくまぁ飽きないものだ。なにもこの教室に来てやらなくてもいいだろうに。出欠を俺にチェックしてもらうのに90分を費やすのは無駄だ、とか考えないのだろうか。
話がそれた。
ということで、私も今週に入って既に二回見ているのだが、この映画、裁判の基本がわかっていないと理解しにくいのでは、と思い当たった。
12人の陪審員が、被告人の刑罰を決めるのだが、罪があるとすれば第一級殺人で死刑は免れ得ないことが決まっているから、要は有罪か無罪を決める、という話だ。ただ、日本語で「無罪」というと「罪が(全く)無い」ようなイメージがないだろうか。
英語では、”Guilty” or “Not Guilty”である。Not Guiltyなので、罪がないというより「有罪ではない」が正しい。
さてこれは裁判の場面であるから、罰するためには有罪である必要がある。しかし、ここで決めているのは、正確には有罪か無罪か、ではなくて、刑を処するべきか否か、である。要するに、「疑わしきは罰せず」の原則があるから、有罪でない可能性が少しでも残っていれば、それはNot Guiltyなのである。
この辺がわかっていないと、どうしてみんなギャーギャー言ってるのかわからないかも・・・。
帰宅後、案の定先生からお電話で連絡をいただいた。
会議が終わってすぐに連絡してくださったようだ。既に時間は20時を回っていましたが。
先生にはいろいろご尽力頂いた。かなり「ほっとした」という感じだったのが印象深い。
その後PCメールを開けると、副査の先生から携帯メールがあり、「学位授与されました。おめでとう!」とのこと。
感謝します。これを励みに、これからもより一層努力しようと思います。
・・・めざせ、クリエイティブな変態(杉本彩の好みのタイプだそうです)。
追伸 昨日の深夜、「ぷっスマ」を見る。お料理対決だったのだが、例によって明らかにモデルをさも偶然捕まえたようにゲームに入る。それにしても、わざと下手に作らせているとしか思えない。それでなければモデルはよっぽどの馬鹿か。一般女性の平均的料理能力が知りたいんですけど。