がくいんだいがく社会学研究科、研究員。
ともかく、やっとこさ研究計画などが完成した。明日最終チェックをして、印刷したら終わり。
大変でした。相手に認めてもらうために、精一杯自分(の研究)を着飾って。字数を合わせて、デザインをして・・・。ある種これって就職活動みたいなもんだよなぁ。大学四年生はこういう苦労をしているのね。
教職員向けの「これからの大学はどうするべきか」というシンポジウムに出席。2006年問題というのが大学にはあって、新教育課程を受けてきた学生が2006年に入学してくるらしい。「ゆとり教育」とやらを受けてきたおかげで、偏差値は数年前の学生のものと比べて、英語以外の全ての教科で下落している学生達がやってくる。文部科学省の試算では2009年、実際には2006〜8年には、受験者総数と大学の募集人員総数が一致する。つまり、理論的には全入可能な世代もちかい。
すなわち、バカだからといって落とすわけにも行かず、理数的な発想が無く、読み・書きの能力に著しく劣った学生を卒業させなければならない世界がそこまで来ているのだ!
私立大学は、運営(経営)という問題があるから、学生はお客さん。
しかし、手取り足取り教えてあげなければならないような学生に、学者が研究する時間を奪われたらどうするんだ?
将来的に、大学は研究部門と教育部門に分ければよい。
大学院は研究部門が引き受けることにして、普通に学部卒業をする(学士をとる)ぐらいなら、高校の延長みたいなノリでいいんじゃないか。
教育部門の方がお給料が高い、というような格差があっても、私は研究部門で生きていたい。