眠り薬

 まてよ、犯人は昨日の朝のおつけものか?!

 この謎の体調不良と今日も闘っている。
 風邪説や肩凝り説、焼きそば説、牛乳説など犯人を特定する仮説はいろいろ出るのだが、今日新たに気づいたのが、昨日の朝食で食べた野沢菜である。
 お漬け物って時間が経つと美味しくなくなるし、味がしみこみすぎて変な香りがしてくるが、どこらへんから味が濃くなっているのか、ヤバくなってきているのかの見極めが難しい。昨日朝食で、少しだけ残った野沢菜を「うーん、ちょいと味がかわっとるな〜」と思いながら食べきったのである。それが犯人かもしれない。今日記を見返したら、7日付けの日記に「納豆が食べられるようになった」という話がある。この日の前日に買ってきた野沢菜だから、開封後二週間経っていたわけだな。うーん、あやしい??

 ともかく、昨日は日記を書いて風呂入って、すぐに寝たのである。
 寝たときは寒かったが、真夜中にやたら暑くなって服を脱いで寝直した。そのときは風邪で熱でもでたのかと思ったが、起きたときに測っても平熱。風邪じゃないのかも。
 とにかく例によって12時間以上の睡眠をとったので、肉体的には元気になった。
 ただし、食欲がない。
 食事をせずに肉体が元気だから、こんなに燃費のいいことはない、と例によってポジティブシンキングで生きていくことにした。

 今日は妻も休みだったので、以前から約束していた美術館デートである。
 京都文化博物館で「男も女も装身具」という催しがあり、妻は同時開催の「ふるさとの水の名画展」に興味があったのだ。
 江戸の昔、串、かんざし、こうがい、刀の鍔、印籠、根付など、細かなところに美を求める日本人らしさに感動した。「〜水の名画展」では、水フォーラムを開催した京都ということもあって、京都の町と水を絵にしたものがいろいろ展示されていた。もっとも、一番興味が引かれたのはオオサンショウウオの絵であったが。

 終わったらすぐに帰ってきて、今日最初で最後の食事、うどんを食べた。胃腸が弱っている時って、うどんじゃよねー。