最近の若いモンは・・・

新しい仮面ライダーシリーズが始まった。
その名も「仮面ライダー555」。
仮面ライダーゴーゴーゴー!とでも読むのかと思いきや、「仮面ライダーファイズ」と読むらしい。わけわからん。

しかもまぁ、ストーリーが難解である。
第一話は二つの異なる場所で、異なる話が進むのだが、突然場面が切り替わるから「どういう関連があるんだろう?」と思いながら見ていたら、関連せぬまま終わった。もちろんこの先々で絡んでくるんだろうけどもさ。
ストーリー性というのを、小説のように「流れ」で味わうのか、ゲームのように「シーン」で味わうのかの違い(感性の違いというより、おそらく世代の違い)があるように思う。

さらに面白いのが、仮面ライダーはあるメーカーのつくった特殊技術によるものだそうだ。
ベルトはあるが、そこに風力を与えるのではなく、携帯電話に変身コード(555)を入力し(エンターキーを押す)、ベルトにセットすると人によってはライダーに変身できる。昔みたいにあんまり神秘的な発想がないんだよな。
前回のライダー、リュウキの時はカードをセットして闘うという形であったが、いずれにせよ制作者側はうまく子どもがお金を使うように作ってあるなぁと思った。

なんだか自分の子どもの頃とは大違いだし、このやり方は子どもの教育にも弊害になると思うんだよな。
子どもの頃、父にいくらマンガやテレビの話をしても「面白くない」と一蹴され、「大人になったら絶対子供心のわかる人間になってやる」と心に誓ったが、なるほど、こういう仕組みだったのね。