ってわけではないけど、インターネットのどこまでもつなげてしまえ、という発想とは逆の、地理的・空間的に制限する電子ファイルの可能性を考えている。
教員が講義で使う資料は、本の一部コピーなどがあるのだけど、教育的利用に関しては許されている。一部であること、学ぶ人が限られていること(その講義の受講者)がその理由みたいだ。
これからの時代、学生が皆iPadのような電子ノートをもって講義に参加する場合、その教室の中でだけなら受信できるデータ、あるいは地理的・空間的なエリアを出ると利用できなくなるデータ、という性質が必要になってくるんじゃないか。
教育的用途ならそんなにこだわることはない、といわれるかもしれないけど、教員だって年々言いたいことは変わってくるし、資料だけがどこまでも何時までもコピーされるようになると、受け手の理解のコントロールが出来なくなる。10年前に使ってた講義資料の、部分的な誤字を取り上げて、あいつは講義が下手だとか、間違えた解釈で古い解釈を「さっきネットで手に入れた資料によると、あの先生はこういってるらしいぜ」と広められたらたまったもんじゃない。
まぁ俺の講義が恥ずかしいというだけならどうでもいいんだけど、配布する例えばPDF形式のデータにいつ・どこで作られたものか、というタグが含まれていて、ある条件(例えば山大ネットに接続してあること)に沿わないと閲覧できない、ということにはできないか。あるいは、それが可能なようなフォーマットを設計しておかないかなぁ。
すでに出来ているんだったら、ダレか教えて欲しいんですけど。
これができると、もちろん情報公開のポリシーには反するし、デジタルデバイド、情報の格差社会ということが起きるかもしれないけど、電子データの図書館の可能性や、大学における教員の個性を確保できるとおもうのだが。
誰か無知で浅慮な私に、コメントを下さい。