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掃除をして一息ついた頃、家の電話が鳴った。電話の相手は学生で、「先生、事件です」という。そのセリフが言いたいだけじゃないのか、とつっこもうかどうしようか迷ったけど、聞いてみることに。

ゼミ室にある共用パソコン、今まではパスをかけてなかったんだけど、今日学生が使おうとするとパスがかかっていたらしい。何とかなりませんか、という。ついでに、学生のノートも盗られたとか。最近、窃盗騒ぎがあったところなので、気になって登校することに。ゼミ室のパソコン管理は一応俺の担当だし。

行ってみたが、とりあえず自分の研究室に被害はナシ。他の部屋も大丈夫のようだ。とりあえず、このパスがかかったPCとノートの紛失?が事件らしい事件。結論から言って、悪意のあるイタズラとしか言いようがない。

いろいろ調べてみたのだけど、IDもパスも不明な場合、いかにXPとはいえ破るのは難しい。使うためには再インストールが必要になるようだ。

幸い、PCを使いたい理由は専門的な統計ソフト、SPSSが入っているからであそうだ。そういうことなら、と自分のノートPCを貸し出した。共用PCだから、ファイルが必要なのだったらCDブートのKNOPPIXでも使おうか、と思っていたが、そこまでは要らないみたいで。

パスの心当たりを聞いてみて、誰も言い出さなかったら、再インストールするしかないんだろうな。やれやれ、面倒なことだ。まぁ管理者といいながら管理していなかった俺が悪いのですがorz

しかし、今でも学生は一人一台ノートPCを持つように強く推奨されていて、ソフトをRとかOpenOfficeのようなオープンなものを前提にしてしまえば、「共有PC」という不安定な存在は無くなるからちょうど良いんだよなぁ。あー、Rを普及させてぇ(笑)