最近買ったり読んだりした本を。
わかりやすい統計学史。数式は一つも出てこない。聞いたことのある名前がどんどん出てくる。ピアソン、フィッシャー、スチューデント(ゴセット)、テューキー、イェーツ、ベイズ、コルモゴロフ、コックラン・コックス、ウィルコクスン・・・などなど。
結局のところ統計で扱われている確率とは何か、という根本的な問題についても諸説あるというか確定しないというか、そういう状況にあるらしい。心理学における応用についてはあまりふれられていないが、どうもピアソンやフィッシャーが考えていたコトからすると、我々の使用法というのはちょいとゆがんでるんじゃないかな、と思う。考えさせられる一冊です。
ちなみに同系列だと思うけど、この本も紹介しておきます。
先に読みやすそうな方を読んじゃったから、手を出しにくいな。飼ってはあるんだけど、まだ読んでないんです。
次は全く毛色が違うけど
著者の言わんとすることはよくわかる。しかし、文章が読みにくい。主張は判決に直接関係のない理由は蛇足だ、という一点で、それが何度も何度もいろんな角度からふれられる。それが多少うんざりだ。本の中身が蛇足とは言わないが、冗長なんですな。まさに元裁判官が書いた文章って感じである。
まぁ、言わんとすることはわかるので、一読する価値はちょっとあるかな。私は図書館で借りて読みました。それぐらいがちょうど良いレベルです。
最後に
言うまでもなく名著。これはみんな買って勉強しましょう。