コロナとボン

不定期につづける日記だが,前に書いたのは一ヶ月前か。そんなに経つんだな。毎日家の中で過ごしていると,月日の経つのが早い。今はボンなのだが,帰省もないし,ちょっとした週末が続いてる感じ。そんな中で,最近どんなことをしているのか,記録がてら書いていく。

おそとのこと

7月いっぱいで授業は一応終わり。大学院の授業や採点が少し残っていたが,8月の2週目(今週頭)からはだいぶん予定が開きがちになった。その間に,学会WSの録画会などが入る。学会中止の報もはいってきたけど。いつもは忙しい9月だが,さて今年はどうなることやら。ちなみに子供たちは来週から登校を始める。夏休みが短いのだ。大学の学時歴的には,来週から休みになる。大人と子供でスケジュールがずれると,感覚が狂うなあ。

後期もオンラインで授業することになりそうなので、夏休みの間に相当の準備をしておかなければならない。後期は集中講義もあるし,気が早い話だが来年ももし同様になるのであれば,入門ゼミ(初年次教育プログラム)も見直さないといけない。なので,小学生同様,休みは短めで見積もっておいた方が良さそうだ。

そうそう,マスクをするようにしました。いままでマスクは嫌で嫌で仕方なかったんだけど,なんかそろそろ抵抗するのにも・・・。コロナの予防でもなく,拡散しないためでもなく,なんとなくみんなの安心気分・マナーのために,という合理的でない理由で行動を強要されるのには基本的に行動でもって反対し続けたいんだけど,周囲のマスク率もほぼ100%近くになってきてるし,マスクしてないと入店お断り的なのもあるので,悔しいけれども屈服しました。まあでも,屋外とか隙を見て外してます。梅雨明け以降,命の危険があるレベルで外が暑くなっているので,「1日一回は外の空気を吸いたくなる気持ち」も自然となくなってしまった。それでも外に出ることがあるけど,そんなときにずっとマスクしていると,それはそれで死んでしまいますよ。

おうちのこと

oisixというのを始めた。毎週,食材が送られてくるサービスだ。食材だけ送られてくることもあるし,メニューとレシピのついた「これだけあれば簡単に夕食になりますよ」セットもある。コロナ対応が始まってから基本的に食事番をしていて,最近自分のメニューの広がりのなさに開きていたから,ちょうどいい。送られてくる分量も適切で,俺の頭の中では出てこない料理を作れるのがいい。コスパは正直計算してないが,ちょっと割高なのだろう。でも「今夜の夕飯はoisixのセットでいいか」と思える気楽さと,新しい調理法に出会える喜びを加味すると,ちょうどいいように思う。

夜,一人の時間はAmazonプライムビデオで映画を見るようにしている。基本的に睡眠が十分足りるようになったので,夜更かしもできるようになったのかなと思っていたが,これは「リベンジ夜更かし」という心理的逃避行動の一種という説もあるらしい。昼間,隙間なく仕事時間を詰めていると,その反動で夜に自分の時間を作りたくなるというのだ。確かに仕事が全てPCで完結するようになると,仕事時間の合間というのは意外と作れてないのかもしれない。平時は教室間移動など,いやでも隙間時間ができてしまうところもあったが,今では授業をするのも事務に行くのもPC,メールですぐさまだ。ともあれ,毎晩いろいろな映画を見るのは,自分のなかの芸の肥やしになっている・・・はずである。大学院の師匠も一時期毎日のように映画館に通っていたというが,それがこんな形で今できるようになるとはねえ。

そうそう,それでも先日(13日),リアル映画館に行って映画見てきましたよ。コンフィデンスマンJPプリンス編。楽しかったな。日本のテレビドラマ発信のものでも,最近は筋がよくできてる。ストーリーは騙し騙されの話なんだけど,主人公は必ずいつも楽しく勝利を収めてくれるので,安心して楽しめました。あ,環境面でも安心でしたよ。席は一つ飛ばしだし,寒気の説明もあって実際少し風の流れも感じたし,入り口でサーモグラフィーによる体温計測もあったからね。ちなみに体温35度と出ましたが,少し低めにでるように設定してないか?と思ったりw

日記に書いておきたいこと

PCゲームにハマってしまった。PCでしか仕事をできないのに,趣味もPCにしてしまった。家族が「あつまれ動物の森」で盛り上がっているときに,映画を見るというのも趣味なのだが,それに加えてゲームである。特にCitiesSkylinesという街づくりゲーム。これはいかん。時間がどんどん溶ける。最初はそうでもなかったのだが。最初は小さな街を何度も赤字にして「一からやり直し!」てな感じで,1時間もすればキリがよくて追われたんだけど,何度目かで黒字で進めることができるようになって,お金の心配がなくなってからが沼。ある日ラジオを聴きながら少し街に手を入れるか,と思ったら4時間ぐらい経ってて(ラジオはとっくに聴き終えていた。Radikoだから),あー,久しぶりに没頭できたな,と嬉しく思いました。おじさんになると,ゲームなんかにもハマりにくくなるんだけど(それ以外に考えないといけないことがいろいろできるからだろう),久しぶりにハマれることが悦ばしくて,最近もよくラジオ聴きながら,やってます。ただ,時間が溶けすぎて怖いので,休日限定の趣味にしようと心掛けている。一気に数時間消し飛ぶからな。

実はもう一つ,ハマったゲームがある。Fortinateである。小学生の息子が一年ぐらい前から始めていて,面白いからお父さんもぜひ,と言われて渋々始めたもの。

子供の頃に,面白い本,漫画,ゲームのようなものを父に勧めても,父は決して「そんな子供騙し,やる(読む)もんか」といって取り合ってくれなかった。子供心にそれが悔しかったし,自分の興味のないものを試しもせずに否定するような父にはなるまい,と思っていたところもあったので,子供の勧めには応じるようにしている(どうしても試す気にもなれないものもいくつかあるけど。あつ森とかマインクラフトとか)。

さて,このゲーム,ようは多人数のバトルロイヤルなのだが,友人も家族でやってるんだよ,と聞いて「では一度,一緒にやってみましょうか」とオンラインでチームを組んでやったところ,結構盛り上がりまして。要はチームによるバトルロイヤルなんだけど,生き残れば勝ちなので、かくれんぼとシューティングが一体になったような感じか。その中で,傷ついた友人や息子を助けたり,連携をとりながら敵と相対するのは,なかなか面白いもんだ。一度に数十人がプレイするんだけど,この友人家族との4人組では最高で2位までしかなれなかった。で,「いつかはこのチームで一位をとりたいね」と言ってた日に,なんとその目標達成。ついヤッター!って大声で叫びましたね。オンライン通話している向こう側とも健闘をたたえあって。そのとき,確実に子供の頃の感覚が蘇ってきたのだ。昔はゲームで一喜一憂できた。それがこの年になって,息子と(友人と友人の息子と!)一緒に喜べることができるとは。子育てをしていて,こんな日・こんな感覚が得られるとは思いもしなかった。子育てって奥深い。思い返せば,息子にゲームをいろいろ教えてもらうってのもおかしな感覚だな。いい父親かどうかはわからないが,俺は息子に遊んでもらえて大変幸せです。

こちらはチームメイトとのタイミングが合うかどうかもあるし,まあ何十時間と時間が溶けるわけでもないから,健全な趣味といったところ・・・でしょうか。

なんにせよ,家の中での遊び方も徐々に充実してきた,というところかな。