まだ7月やってます

息子の15の誕生日が昨日でした。我が家は15歳で大人とみなす事にしているので。彼ももう元服、第二「子供大人化計画」も成功裡に終わったと言えるでしょう。よく頑張った俺たち。

ということで7月後半からなのだが、研究がほとんど進まない。これは手につかないというのではなくて、難しい問題が解決しないということであり、むしろ楽しいことだったりする。今やってるパッケージ開発は、0を1にするようなものではなくて、すでに答えのあるものをなぞるだけ。テキスト(洋書)があり、それに伴うMathematicaコードがあるので、英語と数式を読んで、プログラミングコードをRに移植するという、なんらかの翻訳作業ですな。答えがあるので、こちらのコードの結果と合わないとどこかにミスがある、とわかるわけです。研究者の方にとっては「答えがある問題やってて楽しいのか」と思われるかもしれませんが、楽しいよ。推理小説を読んでいるような気分だし。コードのテクニックを知るたびに、新しい技能が身につく感じがあるし。解けない問題をずっと考えてると、時々「あっ」と閃いて、ググッと進むことがあるわけで、その時の快楽といったらたまりませんぜ。朝方閃いて、コード書いて、確認して、勘違いだったことを知る、の繰り返し。まだ7月が(7章が)終わらない。

ふときづいたが、ゼルダの伝説ToKも同じような仕組みだな。大きな目標はあるけど、その周りの小さな目標をどこからやって行っても良いし、やると成長するし、それはいつかラスボスを倒す役に立つハズなのだ。作られた世界でチマチマやってるだけかもしれんけどさ。

この作業を研修テーマに選んで良かったと思ってる。手を動かすべきことはあるし、指針もあるから、ただぼんやり過ごすだけにはならないわけで。なんらかの形は残るし(多分)、これを通じて得た知識と技能でこのあと0を1にするような、ラスボスとの戦いに立ち向か得るようになれば良いのだから。

ということで、ほとんど職場にも行かなくなって(暑くて家を出る気になれない)、引きこもりつつも充実した日々を過ごしています。

もちろん?それだけではなくて。「インディジョーンズ」も「ミッションインポッシブル」も「君たちはどう生きるか」も封切りしてすぐ見に行ったりした。以下、内容に言及しないけど、事前分布を変えたくない人は読まないでね。

インディはオチが少し気に入らないんだけど、ハリソン・フォードが老いてもちゃんとインディで、ファンとして欲しいものがもらえたな、という感じ。ちなみにハン・ソロの最期は気に入ってない。

イーサンは、アクションの凄さを散々宣伝されてたけど、やはり「老いたな…」という感じはした。肌のツヤとかがやっぱりね。デッドレコニング、は言葉の意味がわからなくて調べましたよ。調べても、ちゃんと知らない単語でした。なんかカタカナで発音しにくいな。レコグニング、とか、レッドデコニング、とか間違えそう。そんなことはともかく、中身は満足です。続きが気になるし、劇場で見るべき映画って感じだな!問題は次回作まで今回の内容を覚えていられるかどうかだw

「君たちはどう生きるか」だけど、私にはハマりませんでした。宮崎駿の原液とか言われてるけど、まぁ確かにあの人の世界観を表現してるんだろうね。このセリフは、この描画はどういう意味かしら、といろいろ考察したい勢は楽しめるかもね。俺はそこまでしなくても楽しめるものが欲しかったので、合わなかったんだろう。悪くいうならば、庵野と同じで、「それっぽい」のをそれっぽく描く天才なんだろうな。庵野は俺が欲しい「カッコいい」を全部描いてくれるから、話の筋がハリボテでも好きなんです。宮崎駿には俺の欲しい何かがない感じだな。お話や世界観を提供するのは大変なことだとは思うけど、虚構には虚構なりの筋とエンターテイメント性が欲しい、というところでしょうか。

ちなみに何であのタイトルなんだ?もとの小説とどういう関係が、と思って、映画見たあとすぐに同名タイトルの本を買って読みました。恥ずかしながら読んだことがなかったのだ。あの子どもの絵が嫌いだったというのもある。幸いにして、表紙絵の違う文庫版が出てたのでそれを購入。で、読んでみたところ、映画とは何の関係もないんですな。この本を読んで、インスパイアされて、あの鳥人かよ。じゃあ何でタイトルを同じにしたんだろう?謎解きがしたいんじゃないですよ。興行としてミスったんじゃねえの?と思ったということです。ちなみに原作もそれほど面白いとは思わなかった。確かに修身の教科書としては良いかもしれないが、今の俺には「あっそう」みたいな感じでしかなくて、楽しめなかったわ。

映画の話はこの辺で。さて。

湯葉まんじゅう。めっちゃうまい。

8月の頭にゼミ合宿に行ってきました。学生から連絡が来て、ゼミ合宿するから良ければ是非、ということだったので、客として参加しようと思ったんだけど、学生さんだけだったので、なんか俺のゼミみたいになっちゃった。まぁいいけど。宿は去年と同じ日光のペンションで、合宿といっても開発合宿、つまり自分の作業に個々人が取り組むというものでした。ここでも冒頭の翻訳作業に格闘してましたよ。楽しかった。しかし、日光も暑かったけど、都会の殺人的な暑さとは質が違うよな、明らかに。帰り道、夕方の北千住は昼の日光と同じ温度だったけど、明らかに不愉快度が高かったもんな。そして日光は観光客が帰ってきたらしく、修学旅行生と外国人でいっぱいでした。活気があってよろしい。

とりあえずこれが見たかった

合宿から帰ってきたら、長女も帰省してきました。久しぶりに家族フルメンバー。早速メガネを作りに行くなど、離れてる家族のサポート活動。息子の誕生日もみんなで祝えたし、今日は息子の希望で川越までドライブしてきました。日帰り旅行の帰りに焼肉食べて、日本経済ぶん回しですよ。お財布が軽くなったので、明日からは自宅で粛々と学会の準備でもしてます…。