研究員通信12月号

はいはい,しわすしわす。

ということで,いつの間にか師走ですわ。もう研究員生活も残り3ヶ月かー。そろそろ来年度の授業準備とかも考えておかないとなあ。来年は忙しくなりそうだなあ。

11月の末に,NetworkPsychometricsの著者2人が来日していたので,大手町あたりでランチしてきました。適当な英語で楽しくお昼ご飯。本当は少し酒が飲みたかったが我慢したぜw

12月2日はJapan.Rでしたな。なんとなくオンライン参加だけ申し込んでいたけど,直前に知り合いが現地参加することがわかり,まだ現地枠も空いてたので飛び込んできました。いやー,R界隈は楽しくていいですなあ。最近気が滅入るような話題が多かったので,研究とか技術の世界に逃げ込もう,「楽しい!」だけの気持ちで動きたい,というのがありまして。懇親会までたっぷり参加してきました。Japan.Rの会場を探しているという声も運営さんから聞こえてきたので,本学でもできたらいいなあと思ってます。神田の方の学舎って借りられるのかしら。

6日は殉星会。なんのことはない,大学入試センターに研究相談です。ちょっとあれこれやりたい気持ちを詰め込みすぎて,プレゼンはうまくできませんでしたが,研究の話をぐりぐりっと進めるのはとても楽しい。そのあとちょくちょく共同研究者とやりとりもしているので,いつかは連名で論文を出したいものですな。懇親会では40代後半から始める趣味の話。絶対柔術が合ってると思うんだけどなあ,あのひとw

イベントごとはそれぐらいで,例によってまあまあのスローペースで研究をしているわけです。何を今更,という世界なんですが,非計量MDSのプログラムコードをRで書いてみようと思って,実はこれで意外と苦戦させられてます。パソコン多次元尺度構成法をRに移植するのが狙いなんだけど,最初のKruskalの方法でつまづいた。

意外にも,ディスパリティの計算が難しいのだ。距離と順序が同じになるように,小さい順にブロックにまとめて平均を取っていくだけなんだけど,コードがクソ重くなる。なんでだろう。MASS::isoMDSはすぐに計算できるし,KruskalなんてFORTRANの時代でしょう。なんで現代のRコードの方が遅いんだ,と思ったりしながら。どこかにボトルネックがあるんだろうか。何日かかけて改善しても,全然早くならないんで諦めた。

次は座標の計算。これは反復計算で最適値に近づいていくはずで,計算式もちゃんとKruskalの論文に載っているんだけど,まあ細かい調整変数を入れてるのと,数値例がないのであってるかどうかわからない,という手探りのなか進めてて。一応答えは出るんだけど,isoMDSとは答えが合致しない(だいたいのプロットが一致するからいいんだけど)。ブラックボックスのまま考えているのがいかんのだ,と思って最急降下法の計算式を見直したら,結構面倒な展開が必要だったので,これをノートにまとめたり。二日ほど微分のことばっかり考えてましたよ。出来上がったノートはこちらにありますので,何か間違ってたら誰か指摘してください。これもまあ,こんなもんかなあというところで止まってます。

 

プライベートでは,やっと「星を継ぐもの」を読み終わった。あと,Kill Billがアマプラで見られるようになってたのでレンタルして見てみました。いい映画じゃない。カラテ感のある,西洋人の日本理解としてはかなり純度の高いいい作品だったなあ。あと,AppleTVで「ルパン」とか「窓際のスパイ」を見てます。新シリーズも面白いなあ。

映画「首」も見てきました。あれはまぁ,北野映画らしさ満載でしたな。楽しかったです。

 

年末に向けて,忘年会があったり帰省があったりするので,12月の日記はもう一回ぐらいはエントリするかなと思ったので,今日この辺りで記録してみました。ではまた。