2025年の振り返り

大晦日。原稿書いてます。今年一年は,2027年から始まる授業のテキストを書くことになっていて,4月から2週間で1章のペースでいけば,8月は夏休みをとっても終わるはず,だったのに。結局なんだかんだで忙しく,7,8,9,10月ぐらいまであんまり書かなかったせいもあって,12月の冬休みに入るや毎日書いてます。ひぃひぃ。進捗グラフはこちら

 

例年,その年の振り返りを考えるんだけど,今年はなんといっても「行動計量学会第53回大会実行委員長」がでかかったな。スタッフが少人数だったことに加えて,締切や約束に怯える小心者,あわてんぼう,事務能力の無さ,などが相まって,非常に忙しい8月でした。まあ無事に終わってよかった。12月25日まで会計が締まらなかったんだけど,計算すると多分数万円の黒字。赤字にならなくてよかった!

11月には家族で福島旅行に行きましたよ。これも学会大会委員長の流れで,自分へのご褒美のつもりが,家族へのご奉仕になったようで。まあええねん,俺の人生は家族のおかけなので。

次に大きかったのは3月の春の合宿セミナー講師兼実行委員,だね。あたりまえかもしれませんが,あんまり複数の役職を同時にやるもんじゃありませんぜ。運営委員長をやってるから,学会のイベントを企画する係なんで,8月のECRイベント・線形代数とか,12月の秋の行動計量セミナーとかも実行委員ですからねえ。数ヶ月おきにイベントがある感じ。春セミの場合は,運営+講師なので,これはしんどかった。荘島さんと一緒にできたことが何よりの救い。

そして,春セミをやるために,exametrikaをCRANに登録しました。このパッケージ作り,登録は自分にとってもいい経験になったな。まず,ソースコードのレベルで理解している統計モデルがあると,自信がつきます。自分が何をやっているか,計算がどこでエラーを出しているかがはっきりわかります。パッケージのユーザだとやはりわからないところ,不安なところが出てくるんだけど,自分で作っているからよくわかります。モデルやコードを発展させたり改良したりするのも楽しいしね。

そうそう,夏はIMPSでミネアポリスに行きました。人生初のアメリカ。英語力不足に凹んだけど,国際学会は楽しい。外国は楽しい。みんな楽しそうに発表するし,発表会場にご飯出たりするし。学会会場とホテルの往復みたいな日々だったけど,楽しかったな。

あとはなんでしょうね。夏の帰省で天ぷら食べたこと,かな。あるいは,洗濯機・電子レンジ・トースターを買い替えたこと,かな。どっちもお金がかかちゃったんですよねえ。家電品はそろそろ壊れ始めるのかもなあ。そして家族も大人になったから,移動や食事,それぞれ大人料金で,これまたお金がかかるなあ,という話。ケチくさいですけど,悩まなくていいほど稼ぎたい。無尽蔵にお金が欲しい。

 

さて,特段表に出てこないことではありますが,背後に生成AIを使った仕事,というのがあります。文章を書いたら「誤字脱字・誤変換,わかり肉表現をリストアップして」といってチェックさせるとか,マニュアルを食わせて「これはXXXで支出できる?」って聞いたりとか。もちろん機械周りが得意なので,サーバを立ち上げてアプリを実行する,なんてことも生成AIと一緒。「今からこれこれの作業を実装する。目標,ステップはかくかく,ルールや表記マナーはしかじか,ちゃんとclaude.mdに設定をかけ。日々の作業は作業ログ.mdにかけ」といってから始めることで,セッションを跨いだり他人と共同したりするのも簡単。これはありがたいことですよ。ハルシネーションも減ってきたしねえ。IMPSで知り合った外国の友人とのメールのやり取りも,「翻訳して」というだけで,日本語でやり取りしてる気分。これはとてもありがたいことです。

この調子だと,本や論文を書いたりするのも捗るなあ・・・。来年はどんな一年になるでしょうか。どうぞお楽しみに。