尺度を作ったりしながら研究を進めるときの手順。今後はこうなる?
1.項目反応理論を使って尺度のコーディングを最適化。
2.ポリコリック相関係数を算出
3.SEFAなどのより理論的な基準で因子構造を確定
4.カテゴリカル因子分析やカテゴリカル変数のSEMで確認的因子分析
もちろん7件法以上なら、カテゴリカルにする必要はないから、普通の積率相関係数を求めて3.をし、4.は普通のSEMでいいだろう。しかし、実用的な面を考えると、尺度は5件法以下がよいのではないだろうか。
2.や4.はMplusが手に入ったから出来るようになった。
3.は最近発見したもの。
いずれにせよ、まだコレをやってる人は少ないでしょう。
それだけに、若手のウチから熟練しておくことは価値があるんじゃないかと思う。
ついでに。
将来どこかに就職したとして、そこがあまり研究環境が整っていなかったりした場合のことを考えて、なるべく廉価な、出来れば無料の統計解析ソフトを今のウチから使っておこうかとも思ったりする。
統計一般はR、SEMならMXが無料で出来るソフトです。
MXは、AmosやMplusと違って、行列表現で構造モデルを書かねばならないので、慣れるには骨が折れそうだ。