昨日,ゼミ生と「お歳暮交換会」を実施。クリスマスパーティーのような軟弱なものではなく,英語禁止タイムやお絵描きしりとりなど,なかなかハードな遊びが含まれる宴会だったわけです。
昨夜のそれを持って本年のお仕事はいったんおしまい。まだ研究会や打ち合わせ等の仕事はあるけど,とりあえず大学に出てするそれはおしまいですね。世間様より一足早く仕事納めしました。
既に帰省先からこの記事を書いております。500キロの長旅はしんどかったぜ。
さて,昨日の交換会中,英語禁止タイムを設けたのだけど,そうするとみんな口数を減らすという戦略をとるので,ひとり一人順番に「今年のニューストップスリー(←これで罰金×3)」を話してくというのをやりました。
で,私も恒例の,今年の総括をしておこうと思います。
俺の今年の10大ニュースは,次のようなものではないかと。
- 退職記念パーティー実行委員会
- 学務厚生部という学部のお仕事を頂きました
- 科研費をもらえるようになりました
- 北海道学会出張
- 出版計画が立ち上がり,実行することに
- 娘は大太鼓のセンスがあることが判明,息子は幼稚園に通い始めるし,娘は単語を発するように。
- 髪の毛を染めてみたよ
- 沖縄学会出張
- 膝がアレになっちゃった
- ヤマグチ会発足
まずは何と言っても,2月,3月の退職記念パーティー。主に2月の方を担当していて,3月の方はただのお客様だったのでたいしたことはないですけど。30年近く一所で勤めると,こういう人生を歩むのだなあというの色々勉強させてもらいました。自分が退職する頃はどうなっているんだろう,ってやっぱり考えてしまいます。このような会を開くこと自体,一般的ではない時代になっているだろうと思います。やりたがっているわけじゃないよw
次はやっぱりお仕事のことで,毎週火曜日に会議があるような学務厚生部というところの末席に加えていただきました。任期は二年間。学生との対応はもちろん,大学の中でどのように議事が進んでいくんか,仕組みがわかったり情報が入ったりするのを体験。喜びよりも正直ストレスの方が多いお仕事。このお仕事しているからって,給料が上がるわけでなし。まあ社会勉強だと思ってやっているけど,どうしても自分のポリシーとぶつかる時もあります.やれやれ,頑張ります。
3つ目は,科研費がもらえたこと。自分が代表責任者の。若手Bです。分担ではあちこちからもらっていたんだけど,自分が代表になって好き勝手できるお金があることはやはり良いことだと。責任も感じるし,認めてもらえたやりがいも感じるし。
北海道学会出張は,学生三人を連れての遠征で,面子が良かって楽しかったというのもあるし,夜の学会活動もしっかりやったので大変楽しうございました。いつも研究室でやり取りしているのと違う側面を見て色々思うこともあるし,研究室運営の方法について,私自身さぐりさぐりですが,やってみて勉強になった。もちろん彼ら自身も何か,学会当日だけでなくその前後の研究室運営の仕方について,学んでいってくれたらなあと思うわけです。
出版計画については,降ってわいたような話で,最初は後輩の後方支援かと思ったら,いつの間にやら旗ふり役になっていた。まあ面白い話なので,喜んでリソース裂きますけど。来年はしかし,大変なことになりそうです・・・。
後はプライベートなことですね。子どもたちの成長を色々感じられた年でした。もちろん末っ子も大きくなってます。長男と末っ子は同時七五三だったし。まあまだまだガキンチョですけど,可愛いものです。来年もこの調子で可愛く育ってくれれば。長女は音楽会で,これはもう驚くぐらい完璧に,一定のリズムを刻んでました。大太鼓をやる?というのでなんでそんな係なんだと正直思いましたが,パーカッションのセンスがあるんだなあ・・・。
髪の毛を染めてみた,というのもおもしろ出来事ではあったかな。二回ほど金髪に。今は少し明るめの色なんですけど。外見で遊ぶというのは,自分が楽しいのではなくて,周りが驚くのが面白いんだね。特に髪の毛の色なんて,自分の視界には入ってこないところの変化ですから,自分としてはいつも通りの世界が見えているだけなんです。今年何人かに,「ああみえてKosugittiは普通だ」という言われ方をしましたが,もし金髪にしていなかったら普通に見えて普通なわけで,そんなことになるぐらいなら外見で出オチのボケをいれておくことは大事なんじゃないか,と思っています。
あと,学生の卒業旅行で準備運動無しに階段の駆け上がりをしたら,旅行から帰ってきた二日後に膝がぐにゃぐにゃに。軽い肉離れを起こしていたようで,治療に行ったら股関節の固さを指摘されました。十年ほど前に台湾で足つぼマッサージをしたときに,股関節が悪いねと言われたときは何のこっちゃと思いましたが,いよいよ症例になって出てきてしまったようです。今後この股間との付き合い方を考えねばなあ。
一ヶ月に一回,山口市内(山口駅前付近)で飲み会をする,ヤマグチ会というのも発足。そもそもは友人と妻とで出かける感じだったのですが,最近はなぜか恋人同伴の会になっております。出かけるときはベビーシッターを頼んで出るのだけど,そういうやり方もできるのだなというのをやってみて,学んだり。来年も三月までは続けたいなと(四月から友人が異動するので面子が・・・)。
学生指導で悩んだり,学生指導で悩んだり,学生のことで悩んだり,オープンに書けないことが例によって色々あった一年ではあったけど,なんだか徐々に大人になっていってるな,という気がします。情報が集まる,人間関係について多角的に考えることができるようになる,立場的に物を言わなければならない状況が生まれるなど。他人に求められる役割とそれに応えること,それに個人的経験や価値観をどうすり合わせていくか,という「出来事」として語れない「経験」がたくさんあるわけで。ふむぅ。
ま,歳を取るのも悪くないなと思います。
こういうのが脂がのってくるというのだろうか。
このままの関数で行くはずがなく,体力が落ちてきているように,社会的にも学生とのつきあい方も変わっていくはずです。大学内での立場も変わるし,研究者業界の中でも若手でやってられなくなってくる。どうやって最適化していくか,どうやってフィナーレを迎えるか,そういうことも考えながら,とりあえず来年あたりは,相対的にまだ若手なんだから一生懸命お仕事していこうぜ!をテーマにやっていくことになりそうです。
今年の目標だった,愚痴は言わずに意見を言う人間になる,というやつは,後半についてはある程度できたかもしれない。意識してたから。でも相変わらず,お腹がすいたらイライラするし,お酒を飲んで学生相手に愚痴っぽくなります。これは直しておかないと。
子どもを叱りつけたくはないんだけど,いらっとしているとつい声を張り上げてしまうしなあ。それで妻がビビっているのが分かると,心中では申し訳なく思ったり悲しくなったりするのですが,人間ができてないので….今後のテーマであります。
さあ,来年はどんな一年になりますやら。
皆さんも良いお年をお迎えください。