自分でも自分の趣味嗜好がよくわからない。
TeXが好き。綺麗なフォント,ファイルはASCIIで軽い,相互参照とかも自動,引用文献リストも勝手に機やってくれるあたりが好き。
でも日本論文の引用ってちょっと特殊でね。ただAPAスタイルをあてがうだけではうまくいかなかったりする。翻訳書では原著社名をカタカナで表記するとか,日本語をアルファベットに置き換えてソートするとか,正直意味わかんない。
JPAがスタイルファイルを作ってくれない以上,解決策は書く論文は英語だけにするか,日本語スタイルファイルを自作するか。自分一人なら前者でもいいんだけど,学生指導とかしていると後者が欲しくなる。
ということで,応用したら簡単に作れそうな元版を探してきて作ってみた。>https://github.com/kosugitti/jecon_jpa
これを作るのは大変でした。だってbibファイルのスタイルが逆ポーランド記法っていう聞いたことのない言語ルールなんだもの。なかなか苦労したし,完璧かどうかは自信がない。誰も見向きもしてくれないものを作ってしまいましたw
そんな中,同僚がRmdで日本語論文を作るパッケージを開発してましてね。これも日本語文献のところで苦労していたようです。それなら上で培った技術を使えるのではないか,と文献を作る関数をつくりました。
その関数,中身はRを使っての日本語処理なので,言語のルールはわかるから細かいところまでバッチリ対応できます。今年の卒論生の卒論執筆に間に合わせたかったのですが,それは叶わなかった(ちょっと時間が足りなかった)。でも来年度からは,これと同僚のjpaRmdパッケージでいけそうです。
使い方の簡単なマニュアルを用意しました。ぜひご活用ください。
文字列を処理するの,嫌いじゃないみたいです。スクレイピングとかで細かく文字を切りはりするのも,ね。それと「機械で自動的に」というのが好きみたいです。わたし。
追伸)これはベイズ塾アドベントカレンダー2020の12/11記事でした。なければ作るの精神と,自己紹介を兼ねた趣味の日暦ということで。
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