2020年の私的10大ニュース

毎年一年の振り返り記事を書いてるんだけど,今年は10もねえよ!だってほとんどコロナのせいなんだもん。と思ってこの一年のブログを読み返してみたら,去年の大晦日も「10もねえよ」と書いてた。多分これも老化だw

頑張って10捻り出してみる。

  1. コロナによる新しい生活様式
  2. 部屋の模様替えをした
  3. うっかり10倍
  4. Oisixは便利
  5. 文献リストにこだわる男
  6. PCゲームという趣味
  7. 蕁麻疹の薬は3日に一回
  8. 支持率なら嬉しいんだけど体重なら下がらないのは困る
  9. PS5が当たりました
  10. 年末大掃除の外注

まあ思い出して10書いてみたけど,生活に対する寄与率はほとんど第一因子だよねえ。なので,下から書いてみるかな。

10位.年末大掃除の外注

12月の頭ぐらいに,お掃除本舗さんに「風呂周り」「レンジ周り」「換気扇」の掃除を発注。12/27にきてくれまして,朝9時から18時前まで,ほぼ丸一日ずーっと掃除しててくれました。お金はかかったけど,かける価値がある仕上がりで。レンジ周りなんか無理だろうこれ,と諦めてたのが,引っ越してきたばかりかのようにピカピカ。特にごとく。いままで苦労して磨いたし,それでも限界があるので5年に一回は買い替えだなあとか思ってたけど,こんなに綺麗にしてくれるなんて。これは自分に対するご褒美(冬のボーナス)と思っていいんじゃないだろうか。そこそこお値段するけど,自家用車を持っていて2年に一回車検に金かけていたことを思うと(もうその負担はないのだから)安い買い物ですよ。コスパはいいです。

9位.PS5が当たりました

Fortniteというオンラインゲームを始めたんだけど,これを提供しているEpicとAppleが喧嘩しているせいで,新しいシーズンはMacでできなくなっちゃった。なのでSwitchでやるしかないんだけど,あつ森で使われることも多い機体,自由にできるのがもう一台欲しいな。ということで,Switchか,11月に出ると言うPS5が欲しいなあと思ってました。ところがどちらも品薄で手に入らない。秋からずっと手に入らない。売ってるじゃない,と思うと転売ヤーの値段の高いやつね。定価で買いたいんだよ(というか転売ヤーをのさばらせたくない)。ということで,抽選ものにあちこち手を出しては,落選の知らせをずっと受け取っていたんですが,ある日からAmazonで定価売りを始めた。これだと思ってすぐに購入。我が家に3台目のSwitchが来たのです。まあこれは妻専用・ほぼあつ森専用マシンなんだけど。ところがその数日後に,PS5の抽選販売当選のお知らせはずカム。びっくり。いや,どうしようと思ったんだけど,買わない手はないか。ということで購入しました,PS5。いまのところFortinateとFally Guysしか入ってない。PS5ならではの,やりたいゲームがこれから出てくるかな。楽しみです。

8位.支持率なら嬉しいんだけど体重なら下がらないのは困る

コロナ太りと言えばそうなのかもしれないけど,今年に入ってから体重が83キロ台です。色々やっても下がらねえ。そしてその「色々やる」のも飽きてきた。今年の前半は,リングフィットアドベンチャーをやりながら,自粛生活でも体動かさないとね!とか思ってたけど,それも飽きちゃった。リングフィットアドベンチャーの,最後のステージまできて,あとはボス戦だと思ってからやってない。困ったもんです。

あと関係ないけど,尿酸値が9を超えてて,周りに言うと「あーもうそれは痛風待ったなし」なんですと。やだなあ。今度病院にって薬を処方してもらおう。それ飲んだら一発OKなやつ。

7位.蕁麻疹の薬は3日に一回

おじさんになると体調の話ばっかりになるね。今年は膝の痛みが出てこないからいいけど(それは多分,正座をするシーンを増やして予防しているから),蕁麻疹の薬は3日に一回のペースで飲まないとカイカイが出てきちゃいます。一回2錠の薬を3日に一回1錠なので,よわーくゆるーく抑えてるんだけど。このままフェードアウトしてくれないかなあ。

6位.PCゲームという趣味

コロナの生活で,夜にアマプラで映画を見るとかしてたんだけど,最近はゲーム。ゲームを入れちゃったのがまずかったなあ。Citiesという街を育てていくゲームなんですけど,終わりドキが見つからない。ずーっとやってる。

競馬とかDTMとか,去年「趣味を持とう」と思って始めたはずのものはすっかり手が止まって,遊ばされている心地よさに身を委ねています。まあ愛機がMacでよかったよ。Windowsだったらもっとたくさんゲームがあっただろうからな!

5位.文献リストにこだわる男

これについては以前記事も書いたけども,同僚が作っている「RStudioだけで論文を書く」パッケージの補助関数として,引用文献リストを整える関数を作った,という話。実はこの記事のあと,もう一つレベルアップさせたのです。それは「小杉et al.」となってしまうのを「小杉他」と,引用本文も日本語化するというもの。リストの紐付けはpandoc機能に任せていたんだけど,Citation Style Languageにも任せられない部分が出てきたので,本文ファイルを一行ずつ読み込んでは書き換えると言う関数を作っちゃったよ。実質3日ほどでできましたけど。この関数を書くってのは,教育に対する貢献だけど,趣味と言えば趣味だよなあ。設計して,関数書いて,バグを取って・・・って楽しいんだよ。

おかげさまでRでのstringの処理は色々できるようになりましたよ。余談ですけど昨日は「月曜日2時間目 心理統計」といったリストを渡すと,15回分の日付・開始時刻・終了時刻をリストアップして,Google Calendarに読み込ませることができる学事歴作成関数を作りました。何やってんだ俺w

でもこれで,論文の内容に集中できるようになったのです。学生指導の時はこのパッケージを使って書けば,書式は気にしなくていいと言えるので。まだ運用が浅いから色々バグがあるかもしれないので,気が付いた人がいたら教えてください。HADなみに素早く対応しようと思っていますw

4位.Oisixは便利

コロナ禍になってから,家にいることが多くなり,気分転換に料理をするようになった。そうすると俺のレパートリーの少なさ,食生活の偏りに嫌気がさしてくる。ということで,Oisixを始めました(Oisixって何,という人はググってね)。これがあるとメニューに悩むことはないし,彩鮮やかな料理が,短い時間で出来ちゃうんですね。定期便の中には卵や食パンも入れているので,お弁当用に「いつも買わないといけないもの」にピリピリしなくて済む。助かってます。

3位.うっかり10倍

これはもう,信じられない出来事です。去年は「うっかり会議すっぽかし」×2というのがあって,ウワー,老化だとガクブルしてたんですけど,今年のこれもやばい。

オンラインでお金を送るやりとりで,請求額の10倍をうっかり振り込んでしまうというミスを2回やらかしたのです。幸い,振り込んだあとすぐに気付いて連絡し,すみません返してくださいとお願いして返してもらえたんですが,先方(学会事務局や友人)に無駄な手間・手間賃をかけさせたということで,大反省です。一回目にやった時に「これはまずい,今後は指差し確認をせねば!」と意識するようにして,2回目は指差し確認した上でやらかしました。振り込み後に,残高がガクンと下がるので気付くんですが,さっき指差ししてゼロの数を数えたはずだぞ俺・・・ってなりました。アホなのか老化なのか。

ところで,年末実家に顔を出して少し用事をこなしてきたんですが,その時母に「夏頃の仕送り額がねえ・・・うふふ」と言われまして。なんだろうと思ったら,こちらはうっかり10%問題でした。いつものように確認に行ったら,10%しか入ってなくてどういうことか,とずっと首を捻っていたらしい。すぐに教えてくれたらよかったのに,いや,いいにくいかな,うーん。とにかくすみません。

オンラインでのお金の操作は,ボタンひとつでどえらいことになるぞ。これから一生気をつけて生きていきます!

2位.部屋の模様替えをした

小杉家@神奈川ver2.0といったところですかね。次の春から息子も中学生,そろそろ一人部屋が欲しかろう。コロナの世界なら,お客さんが家に遊びにきたりすることもなかろう,ということもあって家族の部屋の配置換え。長女はこちらにきてから一部屋もらってカスタマイズしているので,変化なし。最初は末っ子が妻と一緒の部屋になって,俺が客間で寝るようにする=客間を潰して書斎化!という考えもあったのだけど,息子が「俺が動くよ」というし,末っ子が「私は一人がいい」という。そういうこともあるのか,ということで,息子氏が客間に移動しました。勉強机を動かしたり,リビングのカウンターをばらして各部屋においたり・・・まあ新しい部屋割りになって,一ヶ月弱経っています。

家族共用のスペースは少し狭い気もするけど,夫婦や子供たちの部屋はそれぞれ広いし,まあ楽しくできてるかな。次の模様替えは2年後の予定!(長女大学生のタイミング)それまでに不具合なく幸せに過ごせたらいいんだけど。

1位.コロナによる新しい生活様式

色々書いてきましたけど,結局これが全部の原因ですよ。10大ニュースに占める説明分散は7割以上だぜ。なにからなにまでコロナの影響。当たり前ですな,日本だけでなく,世界レベルで影響がある話なんだから。社会が変わったな!という感じ。変わって,慣れないけど,みんななんとか耐えて新しい生活様式になろうとしている。幸い,私の職業柄,収入が激減!というようなことはなかったのでソフト面での対応を迫られるだけでよかったんだけど。ちょっと分けて書いてみます。

研究面

まずは研究面での影響。そもそも対面で実験してデータを取る,というのがメインではないから,それほど大問題にはならなかったんだけど,卒論で実験をやる子はどう指導するかなあと悩んだねえ。幸い後期から対面授業が再開になり,「いつストップさせられるか・・・!」とハラハラはしていたけど,年内再び緊急事態宣言やロックアウトが起きることもなく,なんとかなったという感じです。

その他,学会は全部オンラインだね。発表のチャンスがなくなったのも残念だし,オンライン学会はモチベーションが維持できないなあ,というのが個人的感想。オンライン学会の良いところもいっぱいあると思うんですよ。旅費がかからないとか,コメントのログが残るとか,自分の好きな時間に見られるとか。でも,ちょっと顔を出すとか自分の中でちょっと気合を入れてコメントをするとか,そういうことをしなかったら,ただのブログ記事とか興味のないラジオみたいになっちゃって・・・。自分の問題かな,と思うし,今後の学会のあり方はオンライン・オフラインの両輪でいくと思うんで,ちょっと対応を考えた方がいいかもしれない。

あと,これは研究面かどうかわからないけど,教育的負担が増えたので研究にまわせるエフォートが相対的に下がった。ぐぬぬ。

教育面

ということで教育面。3月から計算機サーバの準備,オンライン授業資料の準備で前期はずーっと自転車操業。夏休みの間は後期に向けて授業教材の作成。後期も最初はオンライン・オフライン両対応のために慣れるのが大変でした。両対応しているとオンラインの受講生がどんどん減っていったので(最終回は0),これ対面でやる意味あるのかよと思ったけども。

しかし授業内容を逐一記録したり,文字起こししたりするとわかるんだけど,今までいかに行き当たりばったりでやってたか,ということが明白なんだよね。試験問題作りにくいなあとか思ってたけど,それはちゃんと筋道立て教えてなかったからなんだ,ということがわかっちゃった。大学教員の教育は,本来シラバスなんかに縛られずに自由に喋るんだとか,話すネタがあればあとは話術で,といったのは引用を不明確にし論旨を無視して学生に甘えていたことなのだ,と反省。研究者としての基盤が緩いのに,大御所の教育スタイルだけ真似ててもダメだな,と思い知らされました。この春休みは,来年前期の授業内容を全部文字起こしして,教育基盤をしっかり固めたいと思います。逆にいうと,コマシラバスがあって,コマの教材があると,授業自体は楽なんだよね。スケジュール通りに進めることもできるしね。

もう一つは,分析環境とかを整えることの重要さ。というのも,前期オンライン授業なのにRを使う回があって,インストールや環境準備の段階でもうエラーが出まくったんですよ。大学のPC室にきてもらうとインストールは終わってるんだから,問題ないのにね。教えたいのはコードの書き方のところなのに,その前に「パソコンとは」「ファイルとは」「拡張子とは」みたいなことを説明する必要があるとは思わなかったぜ。いや,でもこれは教えないといけないことなので,教育プログラムの中に入れます。その上で,環境の準備・提供も組織的に対応するのが望ましい。できれば大学の計算機サーバを増強して,そこにアクセスするだけでいいっていう状況にしていきたい。ゼミ単位では,個人的にやろうと思ってます。

いずれにせよ,オンラインでやらなければならなくなったから明らかになったこと,というのを踏まえてどう成長するかです。悪いことばかりではないのだ。

生活面

ということで,生活面。前期は特段の用事がある時しか出勤しなかったけど,後期は月・木の週2回出勤。これ,生活リズムとして悪くなかったですよ。そこまで引きこもり続けではないし。出ない日は授業の準備をしたり,オンラインで授業や会議をしたり。オンライン会議はとにかく疲れるけど,終わったらすぐに風呂に入ってリフレッシュできる,といった利点もあるわけで。家族との時間も長くなるし,食事番もたのしくできました。

春のうちは小学校がやってなかったので,子供達に勉強の時間を取るのがちょっとしんどかった。娘も高校生になったはずなのに,登校することもなくオンライン授業。小中高の学校は対面にしてもらえると,子供を預かってもらえるor教育をお任せできるという意味で,本当に有難い社会サービスなんだなと思ったり。

家の中のゲーム環境が充実したのはすでに述べたとおりで,家族が集まってそれぞれの画面でそれぞれのゲームをする,という変な一家団欒スタイル。春は麻雀をやったりもしてたんだけどね。まあでもみんなが家の中にいてそれぞれ幸せって,いいことじゃないですか。

 

ニュースに上がるトピックスにはならないけど,家族が健康で,怪我も病気もなく(幸いコロナ罹患者も周りにはいない!)過ごせたことが一番幸せなこと。これは本当にありがたいこと。息子はこんなこと言うと嫌がるんだけど,こんなに幸せな家庭との時間も長くは続かないよ。今が家族揃ってて一番楽しい時期。これからだんだん,子供達は自立していき,自立した先で自分の家族を持つようになるんだ。そうやって幸せの数が増えていくことがいいことなのです。「俺の家族」は今幸せのピークをやってます(この数年ずっと幸せのピーク続行中。密かに連勝狙い)。自分の両親が離婚しているから,「この幸せは,些細なことで,もろく崩れる」ってことを知っている。だからこそ,有難さを自覚してるし,幸せを維持するためにはいろいろお父さん頑張っちゃうぞ。

コロナと共に生きる来年が,どんな世界になるかわかりませんが,オンラインとオフラインを行き来しながら楽しくやって行けたらいいですね。どうぞ良いお年を。