学会大会をやりました

今年度の学会シーズンもピークを過ぎました。8月のエフォートのほとんどは大会実行委員長をやった行動計量学会につぎ込みましたよ。結論から言って、頑張ったし,楽しかった。またやろうとは思えませんが(苦笑)、良い経験になったなぁ。

これまでもスタッフとして、院生の時に社会心理学会、前職で中四国心理学会を経験したけど、今回が1番ヘヴィだった。理由は簡単で、実行委員が少人数で、委員長1人で手配・決断をすることが多かったから。やってる事は結婚式に近い。結婚式もプランナーさんがつくけど、連絡や決断は自分たちだしね。

逆に,委員長権限で好きなこともできるわけです。今回そこそこ成功だったと思うのは,どぶ漬け(アイスボックス)によるペットボトルの配布サービス。氷どうすんの、飲み物どこから仕入れるの、みたいな仕込みに関する手間はあるんだけど、「これやったらウケるやろ」といういちびりの精神でやりきりました。亡き師匠の教え、「学会は飲み物食べ物で満足させれば、成功する。」は正しかった!学会での経験,中身は参加者自身が作って盛り上げてくれるんだからね。

弁当の手配,懇親会の手配,休憩室の手配など、人数・値段の目安がわからないまま決めていくのも大変だったけど、総会弁当の残りは7つだし、ペットボトルのサービスも残を出す事なく(250人の参加者、1人平均2本ちょい配ると見込んで、4日間で600本)、休憩室のお菓子などは途中で買い足したけど、これも大量に余ることもなく。懇親会は100を見込んで100ちょっとオーバー、などなど、数の読みが大体当たったのが嬉しいね。余談ですが、どぶ漬けに投入する氷の量も大体読み通りでした!

会場が山の上、土日挟むこともあって、キッチンカーも手配。コレもまぁまぁウケてだと思う。どれだけ売り上げに貢献できたかはわからないけど、参加者が下山したり路頭に迷ったり、というのを聞かなかったので、成功としよう。あとは小田急バス!増便をお願いしたところ、確約はされなかったけどちゃんと対応してくれたようで、「時刻表にないバスが来たおかげで間に合った」との声もありました。ありがたいありがたい。

上記に加え、掲示物、印刷物、看板など会場用に借りるものなどなど、ホウレンソウをあれこれ捌くのは、セッカチで「仕込み」が好きな私には向いてたのかもしれない。一緒に実行委員をやってくれたY先生(前々大会委員長)の、「イベントは準備が9割」というのも至言だなぁと思いました。

メンタル的に,8月に入った頃から「あの準備ができてない!」の夢を見て眠りが浅くなったりしてたけど、まぁコレも想定通り。1週間ほど「大会準備の事しかしない」週を設けて、時間的余裕を持ちつつ集中すれば、当日はやるだけ・進めるだけ。実際始まってしまうと「仕込みは終わってるからな&今更足掻いても出来ぬものはできぬ」てなもんで、開き直れるタイプでして、かえってよく眠れたりした。まぁこの4日間は飲み会にも誘われず・誘わず、早く帰れたのも大きいが。意外だったのは,大会が終わってからも「さて、今日も……あ、大会終わってたんだった」と目覚めることが数回あった事。淡々とこなし過ぎて、終わったことに自覚がないのかもしれない。

なんとか無事に終えられて、少なくとも合格点はもらえる大会だったでしょう、と自負しております。やりたいことをやりたいようにやらせてもらって、みんなに楽しんでいってもらえたみたいだし、終わりよければ全てよし、ですな。大会にありがちなクレーマー、カスハラみたいな問題も数件あったけど、これは飲み会の席での話の種ができた、くらいにしといてやりましょう。「いろんな人間がいるな」とか、「親切心のつもりが逆効果になることってあるよな」とか、自分への学びとして心に留めておきたいと思います。

まぁしかし、8月は研究へのエフォートがピタリと止んでしまってて、研究したいなー、という気持ちもムクムクと。そんな折の、大会後の日本心理学会への参加はほとんど「ご褒美の旅行」でしたな。客として参加する大会は楽しい!参加者と議論討論できるの嬉しい!新しい情報で刺激受けるの楽しい!あと毎晩飲み会楽しい!(笑

そうそう。「俺は大会実行委員長だったんだぞ」てなもんで、自分へのご褒美としてウィッチウォッチの全巻まとめ買いを許しました。夜はこれを少しずつ読みながらメンタルの安定を保って運営してたよ。あと、涼しくなったら旅行の一つも行きたいな、と思ってます。俺は他人に厳しく自分に優しいからね!

ということで、また皆さんこんな俺と遊んでください。